パタゴニア~6th Day

2006年12月28日(木)

今日はカラファテを出発し、バスでエルチャルテン(1人60ペソ=約2700円) もっとポンコツだと思ってたのだけど、バスは思ったよりきれいでした。途中、何回かドライブインに立ち寄ったけれど、それ以外はな~んにもない。青空と乾燥した砂漠のみ。

約4時間でエルチャルテンに到着。町の入り口にあるビジターセンターで、トレッキングの際の注意などの説明を聞く。トイレはないから、その辺でしてもいいのだけれど、川や湖の近くではしないように、とのこと。
宿にチェックインして軽く食事を済ませ、足慣らしに近くの滝、Chorrillo del Saltoまで片道3kmほどお散歩した
帰り際にカフェでお茶をして、明日のトレッキングに持っていくピザを探す。カフェの隣のレストランに入ったんだけど、冷凍ピザのようなピザでイマイチ

夜中にDOMにフランス人の女の子3人組みがやってきて電気は煌々とつけるわ、デカイ声でおしゃべりするわで大迷惑 まったく、もう…

パタゴニア~7th Day

2006年12月29日(金)

早起きしてフィッツロイへ出発。朝6時、陽がやっと出たばかりで街は誰ひとり歩いていなくてコワイくらいだった。気温も低く、雪:ゆき:がちらほらと降っていて、フィッツロイが拝めるか、心配になってきた…
初めの30分は急な山道だけど、その後はほとんど平坦な道が続く。雪で周りも何も見えないし、誰もいないし、あまりの寒さに嫌気がさしてきた

さらに1時間くらい歩くと、陽もさしてきて、分かれ道にぶつかり、キャンプ場があるカプリ湖の方面へ。まだまだ歩く。3時間後の朝9時、小川が現れた。そのころには空もすっかり晴れ、遠くにフィッツロイのような岩峰が見えてくる。「あれがフィッツロイかなぁ~」ちょっと興奮
小川にかかる小さな橋(橋を渉るのは一人ずつ)を渡り、さらに歩く。
1時間ほどすると、「ここから急です」という看板が。見上げるような岩山。これ、本当にトレッキングコース 歩くというより、登る、登るというより、岩をよじ登るというカンジ

出発から5時間、11時にやっとロス・トレス湖に到着~ 目の前にはフィッツロイ山の巨大な岩峰。氷河の溶けた水でできたという湖…。今までの疲れがフッ飛ぶ、息をのむような景色が広がっていました
持ってきたランチを食べながら30分ほど見ていたけれど、雲の切れ間が頂上付近にかかって「もうすぐ見えそう」と、じーーっと待つも、もうちょっとのところでまた雲に隠れ…ずーっと雲がまとわりつくように頂上付近を隠していました。残念ながら、フィッツ・ロイの全景は、雲のせいで見れないまま、帰路につく。13時。

帰りが大変だった 急な岩山を下ってるうちに、なんだか足の先が痛い…もしかしてツメがはがれた 足先に体重がかかると、激痛。だから後ろ向きで下りる始末 トホホ。
やっとのことで分岐点まで戻ると、朝見た地図(↑写真)が再び目に入る。行きに通った道の矢印には「3hs」、その隣に「2hs」という文字が 行きより近道がある とそちらの道で帰ることに。
だけど 見落としていたんです。その間に白で「2hs」という文字があることを 結局、足が痛いのにわざわざ遠回りしてやっとのことで帰ってきた 19時30分 6時間半もかかってしまった
日が長かったからよかったけど、普通ならビバークだったと思うと、軽装トレッキングとはいえ、侮れない
足はガクガクだし、歩くので精一杯で日焼け止めの塗りなおしもしなかったから、まるで南極探検隊のように下半分がまっくろに日焼け… パンダ焼けどころではない

いっぱい歩いておなかがすいてたので、ピザを食べに宿の近くのレストランへ。フィッツロイが小さく見えた。あんな遠いところまで歩いたのかぁ。と思うと感無量だったけれど、もう二度とコリゴリ

部屋に戻ったら、部屋をチェンジして欲しいと言われた。ちょっとラッキー あのうるさいフランス娘たちと一緒だと思うとちょっと憂鬱だったから。今度の同室のカップルは静かな人たちだったので、ゆっくり寝れた

パタゴニア~8th Day

2006年12月30日(土)

今日も早起きして、早朝のバスでカラファテへ戻る 足の調子は、最悪 でも最後の日だし…ということで、カラファテに到着してから街へ出て街を散歩&買い物:バッグ:した。二人とも筋肉痛で、シップのようなものが欲しかったので、薬局に行ったんだけど、英語が通じず、カタコトのスペイン語で身振り手振りでがんばる。結局、「フリオ クリーマ!」で通じた

藤旅館で帰りの準備をして空港へ。飛行機は2時間遅れでまだ到着さえしていなかった。。。
売店で切手を売っていたので、友人と自分宛に手紙 を送る。街では切手を買いそびれてなかなか出す機会がなかった。最後になんとかポストを見つけられてひと安心。日本への国際郵便料金はハガキ1枚が14$でした。
(後日、手紙は届いたけれど、1ヶ月以上経ってました
チェックイン後、空港税を払い(めちゃ高!)残ったペソをドルに変えてひたすら待つ。
VIPルームはとてもせまく、飲み物のみのサービスで時間をつぶすのが大変だった。

ブエノスに到着したのは深夜23時 リムジンも終わっていたのでタクシー待ちの行列ができていた。乗ったらあれよあれよという間にメーターがどんどん上がる。うーん、行きは15ペソだったのに今度は33ペソ。
空港から乗ると高いとは聞いていたけれど、それに深夜割り増しがあったのかな

宿にチェックインして、初日に見損ねたタンゴを観にBar Surへ。深夜だというのにすごい人で、運よく最後の1席に座れた。ラッキー でも2階の奥の席だったから、せっかくのタンゴの足さばきが見えなくて、じれったかった そのうちポツポツとお客さんが帰っていって、最後には私たち二人だけ。バツが悪くなって帰ろうと思ったら、話しかけてきてくれて、私たちのために何曲か歌を歌ってくれた。

タンゴバーではドリンクのみだったので、帰りに豚の焼いたものを買って帰る。めちゃくちゃおいしかった

パタゴニア~9th Day

2006年12月31日(日)

朝、早く起きてさっそくサンテルモへショッピング:バッグ:に出かけた。
毎週日曜日は骨董品市(フェリア)。歩行者天国の中、街のあちこちでタンゴを踊っている人や大道芸人、道端で演奏している人。そして、綺麗なガラス瓶を売るお店やアンティークのお店…ブエノスの雰囲気を楽しめた だけど、足が痛くて拷問を受けてるかのようだった
しかも、行く予定にしていたレストランは閉まっているし、足が痛いのに一生懸命歩いていった隣街のカフェ「CAFE TORTONI」も、閉店直後。運が悪い

結局、何も食べずじまいで宿に戻ってきてしまった。スーパーに行ったけどたいしたものを売っていなかった ふと、昨日寄ったお店を思い出し、行ってみることに。オーナーのViccoさんは気さくないい人で、いろいろ話をした。さすがアルゼンチン、日本人だと言ったら「タカハラ」と行ってきた。サッカーでは高原選手が有名らしい。ナカタじゃないんだ…
Viccoさんが美味しそうなチョリソを焼いていたので、チョリソもいただく。ジューシーで歯ごたえもあり、美味

あっという間のパタゴニアの旅だった。また来れるといいなぁ。
明日からはいよいよ南アフリカ。どんな旅になることやら。

南アフリカ~南アフリカってどんなとこ?

南アフリカというと、つい最近まで行われていたアパルトヘイト(人種隔離政策)が有名ですが、サーファーにとっては、映画「エンドレスサマー」で紹介されたポイント、ジェフリーズベイが有名ですね。サーフシーズンは7月~8月、この時期にはビラボンプロも開催されます。
今回のトリップは1月、思いっきりオフシーズンですが、それでも十分な波がありました

南アフリカのデータ

国名 南アフリカ共和国
言語 アフリカーンス、英語
通貨 ランド(Rand)
物価 日本より多少安い程度(ビールは安く、約5.5Rand=100円)
時差 日本時間より-7時間
パスポート 入出国時、パスポートにシールを貼るため、2ページの余白が必要。
ビザ 観光の場合は不要(入出国カードはなく、関税申告書のみ記入する。)入国時に、出国のチケットの提示が必要。
為替レート 1Rand=17.6円

南アフリカ~これだけは知っておこう

ホテルと航空券
日本からパタゴニアへの直行便はありません。Jベイまでは、ヨハネスブルグもしくはケープタウンから車で移動することになります。バックパッカー向けのバス(Baz Bus)を使う手もあります。提携している宿までドアtoドアなので、利用しているバックパッカーは多かったです。私たちは、ヨハネスブルグは治安が悪いので、ケープタウンでレンタカーを借り、海沿いに移動しました。
Jベイをはじめ、南部の海岸線沿いの町はバックパッカー向けの安い宿から高級ホテルまで、宿泊施設は充実しています。町中に茶色の案内板がたっているので迷うこともありません。バックパッカー向けの宿でも比較的清潔で相部屋ではなく、個別の部屋があるところも B&BやLodgeでもSelf-Cateringなら食事は自由に作ることができます
両替
両替所は数少なく、銀行で両替することになるのですが、時間もかかり、コミッション料もとられます。一度で済ましたほうがトク。ちなみに、街中の銀行では日本円は両替できないので、米ドルを持ち歩くのがベスト。
食べもの
ファーストフードもあり、いろんな料理が食べれます。スーパーに行けば惣菜も買えます。ちなみにスーパーではショッピングバッグが有料のところも。
飲み物はワインが激安(1本20R~) 水はSin Gas(ガスなし)とCon Gas(ガス入り)の2種があります。
ちなみに、レストランでは10%程度のサービス料を払うのが一般的。
サーフィン
全体的に天気がいいと波がなく、急に波がなくなったりサイズアップしたりと変化が激しいような…。夜雨が降ったら、翌朝はサイズアップする可能性があるので早起きすべし
Jベイの他にもケープタウン周辺にポイントがいくつかあります。
レンタカー
イギリスの支配下にあったためか、主要道路の交差点はラウンドアバウト(環状交差点)が多い。
フリーウェイはほとんどが片側1車線。制限速度は120kmで、かなりトバすクルマが多く、140kmで走っていても追い越されるほど 遅いクルマは路肩に寄り、追い越したクルマはハザードをつけるのがマナーらしい。
タウンシップの周辺では、ヒッチハイカーがお金を片手に路肩に立っているので注意。