ウェストジャワ~ジャワ島ってどんなとこ?

ジャワ島はバリ島の西にある島で、インドネシアの首都ジャカルタや、ボロブドゥール遺跡で有名なジョグジャカルタがある島です。このジャワ島の東側が、ウェストジャワ。
ジャカルタから車で4時間くらいのところにあるPelabuhan Ratu:プラブハン・ラトゥのあたりにはCimaja:チマジャをはじめ、たくさんのサーフポイントがあります。

ジャワ島のデータ

国名 / 首都 インドネシア共和国 / ジャカルタ
言語 インドネシア語(英語も多少通じます)
通貨 ルピア(Rupiah)
物価 非常に安い(ビール約1500Rp)
ジャカルタ市内のデパートなどツーリスト向けの施設では高いです。
時差 日本時間より-2時間(ジャワ島)
パスポート 残存有効期間6ヶ月以上
ビザ 90日以内の観光の場合は不要
為替レート 1Rp=0.0477円
1US$=2940Rp

ウェストジャワ~プロローグ

インドネシアでサーフィン、というとバリが有名だけど、どうせ行くならマイナーなジャワ島、ロンボク島あたりがいいなぁということで、今回は比較的イージーな波だと噂のジャワ島、チマジャに決定。
さすがに今回は個人旅行ではマズいかなと心配になったので、OMツアーで行きました。

今回行った、ジャワ島のチマジャというポイントは、ジャカルタの街からかなり遠く、Pelabuhan Ratu:プラブハン・ラトゥ(リゾート地らしい)にありますが交通手段はクルマ以外にありません。(たぶん・・・)
運転はみんな荒いので、ツアーにして大正解。とてもレンタカーを借りて自分たちで運転するなんて無理です。無謀です。

波は文句なしの最上級品。レギュラーの面ツルのパワフルな波があり余っていました。もう少しサイズが小さいとよかったんだけどな(^_^;)

ウェストジャワ~ポイント情報

カランパパ Karang Papak

チマジャから約4Kmのところにあるビーチブレイク。主にグーフィー。カレントが強いので注意。

チマジャ Cimaja

宿から少し行ったところ、売店の先を左にまがって突き当たり。ボトムは玉石&リーフで、レギュラーのポイントブレイク。満月のときがgood。

インディケーター Indicator

チマジャの奥。ボトムはリーフ。チマジャがクローズアウトの時がgood。ただし68以上のボードが必要だとか!?

オンバック・トゥジュ Omjak Tujuh
ジュングルデンの先。ボトムはリーフ。
タートルズ Turtles
ジュングルデンの先約1km。ボトムはリーフ。

ウェストジャワ~1st Day

1997年9月15日(月)

GA873便で1時間ほど遅れて成田を出発。飛行機は満席。こんなに混んでいる飛行機は初めて見た。機内食はうなぎ。結構いける。でも、サービスがね~。
ガルーダには初めて乗ったけれどサービスはすごく悪かった!!スチュワーデスの愛想は悪いし、手際も悪い。トイレも流れが悪くて詰まってしまっているし。でも飛行機の中で入国審査ができたことは、便利だった!!

なんだかんだしているうちに、ジャカルタに到着。ジャカルタで降りる人は少なく、10人くらいで、ほとんどの人がデンパサールまで行くようだった。
空港を出ると迷彩色の上下を着たツアーのお迎えが来ていて、4WDのミニトラック2台に分乗して延々と5時間のドライブ。田舎だろうと思っていたのに、道はきちんと舗装されてる上に、高速も網羅されていてかなり驚いた。ただ、首都高みたいにクネクネしてて、さらに運転が乱暴なので結構乗り心地は悪かった。
こっちの人はすぐクラクションを鳴らすし、パッシングもすぐするし、平気でハイビームで走る。バイクもたくさん走っていて、2人乗りどころか3人乗りもいる。歩道がないから車道に人が歩いている。しかも暗闇に。なんだか恐くてレンタカー借りて自分たちだけで行くなんてできないなぁ、などと思ってしまった。
途中の街なんか、人がたくさん道にあふれているのに、電気がついてなくて、ところどころにロウソクが灯ってる。なんだかとても奇妙なカンジがした。ロマンチックにはとても見えなかった、、、、

Pondok Kencana

ホテルに着いたのは夜10:30くらい。部屋はとても広く、ベッドルームが3部屋、バスルームも2部屋もあってかなり快適。ベッドの硬さもちょうどいい感じ。ゆっくり眠れそうだ。
でも!天井にはヤモリがたくさんへばりついていて、ちょっと気味が悪い。暗くすると目だけが光ってる、、、それに蚊の多さにびっくり!とても持ってきた蚊取り線香では足りないなぁ。。。

ウェストジャワ~2nd Day

1997年9月16日(火)
ポイントまでの道のり

朝起きてホテルのオーナー、レオンさんの部屋のベランダへ波をチェックしに行く。よさそうだったから、すぐに着替えて目の前のポイント、チマジャへ。
ホテルから歩いて5分くらい。細い農道みたいな道を入って行くと、波の崩れる音が聞こえてくる。ポイントに着くと、地元の子供たちが岸でサーファーたちのライディングを見て奇声を発していた。学校は休みなのかなぁ、と思ってしまう。サイズは頭半からダブル
日本では味わったことのないクリーンウェーブで乗っても乗ってもメラメラと崩れてきて150mくらい乗れる。波の感じは、マウスリバーのような波だ。ボトムが玉石なので帰ってくるとき足をすくわれそうで、びびってしまって、すごく手前のほうまで乗っていったら腰骨を玉石にぶつけて、青あざになってしまった。
波には乗ったけど、まかれたらどうしよう、という気持ちのほうが先立っちゃって、気持ちいい感じを味わえなかった。残念。

出前の昼食

ホテルに戻って昼食をとる。初日だから現地の食事にするか、ということになって、ナシゴレンとミゴレンとサテを食べる。なかなかおいしい。…でも後になってお腹が痛くなった人が出たから危なかったのかも。
それから昼寝をして夕方、再度チャレンジ!!ただし女子は撮影班。風の向きが悪くてちょっとダンパ気味。
帰りに地元の店で水を買った。1本2000ルピア。夕方になると蚊がいっぱい出て、虫除けスプレーも蚊取り線香もあんまり効き目なし。夜になるとどこからともなくGekkoの声が聞こえてきて上を見るとたくさんのGekkoが天井にくっついている。子どもGekkoが天井から落ちてきて、見るととても小さくてかわいかった。

ウェストジャワ~3rd Day

1997年9月17日(水)
チマジャの波

今日も朝早く起きてチマジャへ。今日は昨日よりサイズダウンしたものの、セットでオーバーヘッドから頭半くらいで、人もたくさん入っていた。
地元の子供たちがやっぱりいて、昨日と同じようにセットが入るたびに奇声をあげて、海に入っている仲間のサーファーに合図を送っている。聞くと彼らは学校に行っていないようだ。
時々ダブルくらいの波が入って、地元の上手い、マッチョなサーファーがチューブにずっぽし入っていてカッコよかった。うちらのメンバーはイージーな波がセットではいるものの、人が多くて乗りにくかったみたい。

こちらの天気は湿度が高いと聞いていたから、過ごしにくいかと思っていたけれど、かなり過ごしやすい。日陰にいると気持ちよく風が入ってきてすずしいし。

そのへんにいる牛

昼寝をして夕方、再びチマジャへ。チマジャへのまわりには牛がたくさんいる。のどか。
ポイントにはやっぱり子供のサーファーがいた。学校は週に2回しか行ってなく、毎日サーフィンをして過ごしているらしい。
ボードは高価なものらしく、ボロボロのボードに乗ってて、うちらのきれいなボードをうらやましそうに見ていた。しかもラッシュガードも自分では買えないので、友達に借りているらしい。しかもみな、寒がりで、海で「寒い~!」を連発。もちろん、うちらにしたら全然寒くないんだけど。帰るときに、ラッシュガード、あげようかな。

ウェストジャワ~4th Day

1997年9月18日(木)
鮮やかな青のビモ

今日は他のポイントに行く予定だったので、早く起きて男性陣はまたチマジャでサーフィンした。
さすがに朝早く(6時)にはサーファーは少なかったけれど、波のコンディションはいまいちで、なかなか割れないようだ。ビデオも撮ったけれど、ちょっとダンパ気味で初日みたいに長く乗れない。

ホテルに帰ってきて一休みし、ビモ(タクシーみたいなもの、通常は乗り合い)を貸し切り、4kmほど離れたビーチのポイントへ。今日の朝は子供たちがいないなぁと思っていたら、こっちでサーフィンしていたようだ。
彼らに言わせると、チマジャは満月の時がいいという。初日は満月だったからよかったようだ。チマジャはレギュラーの波だけど、ここのポイントはグーフィー。グーフィーが得意な私としては、ラッキーと思って張り切って入ったけれど、やはりパワーがあって、スープになるとボードを押さえているのがかなりつらい。
しかもその後まかれると、洗濯機状態。チマジャほどグリングリンではないけれど、日本の大きい波とは比べられないくらい、まかれる。フィンテザースがついているソックスを履いていたんだけれど、ソックスごとまかれたときに脱げてしまった。こないだ買ったばかりだから、あってよかった~!!
でもかなりイメージがバッドになってしまって昼寝をした後はサーフィンしないで、となりのレストランで食事したり、ビリヤードをしてゆっくりして、早めに寝てしまった。

ウェストジャワ~5th Day

1997年9月19日(金)

朝7時にチャーターしたビモでまずはチマジャから20kmにあるチバンバンへ。
でも、まったく波がないので昨日のカランパパ:Karang Papakへ。やはり地元の子供たちがサーフィンしている。早くあがってきたアリス君が通訳をしてくれて、ほかのサーフスポットに連れていってもらうことにした。

いい天気!

そのポイントはジュングルデン。クネクネの山道を2時間30分くらい走って山を越えて海沿いの道を20分くらい走るとそのポイントに着く。ポイントの目の前にはママスというホテル(ロスメン)があって、1人1泊3食付きで20000ルピアで泊まれるという。
サーファーも何人か泊まっているようだったけれど、ボードはまっぷたつに折れていた。けっこうヤバいところなのかもしれない。
結局、サーフィンはロータイドすぎてできず、残念だったけれど、南国らしいとてもきれいなところだったので、珊瑚を拾ったり、木陰で昼寝したりしてのんびりした。
夕方になればハイタイドになってサーフィンができるといわれたけれど、泊まる準備もしていないし、早めに帰ってチマジャでサーフィンすることにした。
帰りにアリス君の友達がちゃっかり同乗してきて、6人で乗ったのでちょっと窮屈だった。もしかしてこのためにここに連れてきたのかな~

ホテルに着いてすぐにチマジャへ。風がかなり強く、波はぐちゃぐちゃ気味、しかもサイズも小さく、腰から頭くらいだった。テイクオフしてちょっと横を走ると波が厚くなって終わってしまう感じの波だったが、まかれることもないし、楽ちんだった。

帰ってきてまた懲りずにビリヤードをして、明日は日の出とともにサーフィンだ!と意気込んで早く寝ることにした。

ウェストジャワ~6th Day

1997年9月20日(土)
いい波~

朝少し寝坊してしまって7時にチマジャへ。
かなりロータイドだった。ここはハイタイドの時がGOOD。朝8時くらいになるとだんだん満ちてきて、波が大きくなってくる。いいところから乗らないと波に捕まってしまって抜けられない。
しばらくしてマッチョなサーファーがまた入ってきたのでさっそくビデオをまわしてライディングを撮った。かなり上手い。ずっとビデオを撮っていると、子供たちが見せてくれ、と寄ってきた。喜んでみんな見ていた。
マッチョなサーファーは、子供たちのサーフィンの先生で、アマチュアコンテストで優勝したことがあるという。

今日は土曜日で、ホテルのレストランがイタリアンランチだということで行ってみた。メニューはツナコロッケとピザとアイスで1人20000ルピア。少々高かったけれど、家庭的な味でとてもおいしかった。
すると、週末だからか、オージーが20人くらいやってきた。今日からはチマジャは激戦区になりそう!!

チマジャのサンセット

夕方、チマジャへ行くと、やっぱりロータイド。昼にきたオージーがたくさん入っていて、しかも上手い、ときているから、ずーっと岸で彼らのサーフィンを見ていた。
夕食はとなりのレストランから出前。サテ、ビーフンゴレン、チャプチャイ、スパゲティ。とてもおいしい。とくにスパゲティは和風味(しょうゆ)でおいしかった。

夜遅く、同じホテルに泊まっていて、ジュングルデンへ泊まりでサーフィンに行っていた日本人3人組のサーファーたちが帰ってきて、話を聞く。
結局、昨日の夕方はロータイドのままで、サーフィンはできなかったらしい。でも、朝はジュングルデンから1kmほど走ったところにあるタートルスでサーフィンしたという。サイズは頭半くらいで、チマジャよりももっとパワーがあるグリグリの波だったと言っていた。