父島~2nd Day

2002年1月1日(火)

そんなこんなで朝となり、気がつくと南国ムード漂う父島にようやく到着。

気候は、初夏のような陽気で、東京の寒さがウソのようだ。(父島も東京だけど…)
船着場にいる現地のお迎えの人々は、皆、Tシャツに短パンという姿!!今回お世話になる、「ペンション トムソーヤ」のオーナー、トムさん(「つとむ」という名前だからそう呼ばれているらしい)がお迎えに来てくれていた。もちろん、彼も夏の格好。
トムさん曰く、父島ではジャケットを着る機会は皆無に等しいらしい。
私たちもさっそくフリースを脱ぎ捨て、宿に荷物を置くや否や、さっそく車を借りて、島内のサーフポイントチェックに出発した。

父島のメインポイントでもある「サンセットビーチ」をまずはチェック!
そこは車道からは波が見えず、車を止めてちょっとした森の中を下っていった先にあり、透明な海とサンゴ礁、キレイな砂、海岸の目の前まで広がる針葉樹…今だかつて見たことのない、ビーチだった。
サイズはセットで胸。父島では波が急になくなってしまうことがよくあるから波があるうちに早く入ったほうがいいよとローカルにアドバイスをもらい、さっそく入ることに。
限りなく透明で暖かい海でサーフィンできるなんてそれだけで感激。
波数は徐々に少なくなってしまったけれど、初日からサーフィンできるなんて思ってもみなかったので、ちょっぴり嬉しくなる私たちでした。

  • 時間 15時~16時
  • 天気 晴
  • エリア 伊豆諸島エリア
  • ポイント サンセット
  • サイズ ~腰
  • 風 無風
  • 水温 21℃
  • コンディション ×
  • 混雑度 1

いがいにも初日からサーフできるとは思ってもみなかった。と言っても厚めでほんの数メートル立てるって感じ。しかし次第に、ほとんどノーブレイク状態に!波待ちしてるとフィンは擦るは、パワーコードはリーフに絡むしで怪我する前にとっととあがる。

父島~3rd Day

2002年1月2日(水)

今日は、昨日とはうってかわっての天気となり、一日中強風が吹いいて、どこもオオシケ、クローズとなってしまいました。島の天気は変わりやすい。昨日入っておいて大正解でした。

ブタジョンを見に行こうということになり、小港海岸へ。ブタジョンはブタ海岸とジョンビーチの間のポイントで、車では行けないので、小港海岸から中山峠を超えてずっと歩かなければいけないらしい。
どうせサーフィンはできないと思ったので、ボードは持って行かず、お散歩がてらの峠のぼりとなった。
頂上はさらに強風で風に飛ばされそうな勢いだったけど、見下ろす景色はとてもきれいだった。

父島~4th Day

2002年1月3日(木)

今日も風が強い。でも、年に数回しか波がたたないという「ドラゴン」ポイントでサーフィンができるという情報を聞き、さっそく向かうと、リーフならではのパーフェクトなオーバーヘッドのグーフィーブレイクが待っていました。
さっそくあがってきたローカルのサーファーに話しかけてみる。曰く、インサイドはリーフをよけながらライディングしないと危ないらしい…。
とたんにビビリが入り、入るか入るまいか考えているうちに30分以上が経過!
やっと入ると決めて着替えてポイントに戻ると風が出てコンディションが悪くなり、すでに誰もおらず。とほほ。

でもせっかく着替えたので、入ってみることに。波数は少ないものの、ブレイクはなかなかのもので、何本かロングライディングができ、十分に楽しめました。
ちなみに、ここのブレイクポイントには、小島があって(岸からは陸続きに見えるんだけど、入ると分かる)陸とその島の間のスキ間から風が吹きつけられて竜巻が生じてその様子がドラゴンのようだから「ドラゴン」という名がついたそうです。

  • 時間 11時~12時
  • 天気 晴
  • エリア 伊豆諸島エリア
  • ポイント ドラゴン
  • サイズ ~頭
  • 風 オフショア
  • 水温 21℃
  • コンディション △
  • 混雑度 1

低気圧の影響で昨日は、大シケでアウトでは、10フィートクラスの大波がわれてる風も台風並み。もちろん港の中の大村海岸以外は、サーファーはだれもいない。今日になりちょっと落ち着き滅多ブレイクしないドラゴンにさんざん迷った末びびりながら入る。

父島~5th Day

2002年1月4日(金)

最後の夜には、宿のオーナー、トムさんがナイトツアーを敢行してくださった。
天然記念物オガサワラオオコウモリを探しにあちこち歩き回ったり、大浦の街の「丸丈」という寿司割烹屋さんで海ガメ料理やシカク豆(断面がひし型でおくらのような形をした15cmくらいある大きな豆)のおひたしなど、父島ならではの料理を食べたり、トムさん行きつけの飲み屋でお酒を飲んだり、サーフィン以外も楽しめました。

父島~6th Day

2002年1月5日(土)

いよいよ帰港の日、まだ強風はやまず、なんだか海も荒れ模様。もしかして欠航!?
とにかく、夕方までは、街のお土産屋をまわったりして時間をすごす。
これといったお土産もなく、島とうがらし(5mmくらいのちっちゃい唐辛子、これが小さいのに辛いのだ)と小笠原の海水で作ったという岩塩を買った。

ランチは、街でパンやお弁当を買い込んで、島の一番北の三日月展望台で食べることにした。相変わらずの強風でまいったけど、景色はバツグン。天気がよければサイコーなんだけどなぁ。

そしていよいよ、出発の時間。話に聞いていたとおり、小笠原ならではのセレモニー!?。出発してしばらく地元のダイビングショップのクルーザや漁船が伴走し、最後には素っ裸で海に飛び込むパフォーマンスを披露してくれるというおまけつきでした。
その後、、、行きにも増して揺れる揺れる。東京湾に入るまでの25時間は「か・な・り」ひどい状態。
やっとのことでついた時には予定より6時間も遅れ、夜中の12時
次の日の仕事がかなり辛く、ほんと、グッタリでした。

  • 時間 14時~15時
  • 天気 晴
  • エリア 伊豆諸島エリア
  • ポイント サンセット
  • サイズ ~肩
  • 風 サイド
  • 水温 21℃
  • コンディション ×
  • 混雑度 2

まだ風の影響でシケているがサイズは下がりラストデーなので入る。チョッピーでジャンクだがたまに走れる波あり初日よりましだった。全く期待してなかったので小笠原にしては5日間の滞在で波乗り出来ただけでもラッキーかもしれない。

ヒッカドゥア~スリランカってどんなとこ?

スリランカは「光輝く島」という意味の、インドのちょっと南にある島。
その昔はセイロン島と呼ばれていました。そう、あの有名な紅茶のブランド「セイロンティー」のセイロンです。ルビーなどの宝石でも有名。
ポロンナルワやシーギリヤといった世界遺産もあり、サーフィン以外にも楽しめます。
サーフィンは、島の南西部、日本でいう冬がシーズンのヒッカドゥアと、夏がシーズンの東のアルガムベイがあります。

スリランカのデータ

国名 / 首都 スリランカ / スリー・ジャヤワルダナプラ
言語 シンハラ語、タミル語(英語も通じます)
通貨 スリランカ・ルピー(Rs.)
物価 安い。(ビール約90Rs)
時差 日本時間より-3時間
パスポート 3ヵ月以上の有効残存期間が必要
ビザ 1ヶ月以内の観光の場合は不要
為替レート 1円=0.6765Rs
1USドル=90.80Rs

ヒッカドゥア~プロローグ

ラッキーなことに、2月に連休が取れたので、2月がベストシーズンのスリランカに行きたいとtakaが言い出した。
私的には、去年の9.11事件がまだ印象に新しいし、スリランカでは内戦が続いてて最近も空港内でのテロ事件もあったりして、海外はあんまり行きたくないな、というのがホンネだった。
とりあえず、ヒッカドゥアの日本語が話せるという宿にメールを出して状況を聞くと、「Very Safety. Don worry.」なんて返ってきたので、半信半疑ながら、スリランカに行くことになった。
スリランカは最近、雑誌なんかでも取り上げられることが多く、フューチャーされ始めているし、なんと言っても、日本人向けの比較的イージーな波らしいのだ。
実際には、想像をはるかに超えたパーフェクトウェーブで、本当に楽しめた。 今回はサーフィンがメインだったけれど、サファリツアーに行ったりと、自然とも触れ合うこともできたし、大満足。

ヒッカドゥア~これだけは知っておこう

ホテルと航空券
サーフィン関係のツアー会社でのパッケージ旅行が最も簡単ですが、個人旅行でも行けます。 私の場合、スリランカエアーの格安航空券を購入、直接、ヒッカドゥアのポイント前のホテル、「Blue Ocean Villa」にメールで予約。
一応英語でメールしましたが、オーナーは日本語がぺらぺらなので、日本語でメール(ただしローマ字で書かなきゃダメだけど)することも可能。 空港-ホテル間の送迎タクシーやヒッカドゥア以外のポイントへの日帰りサーフトリップ、サファリツアーなど 自分の好きな時に手配してもらえるので便利。
波がないときはサファリツアーに行ったりして時間を有意義に使えました。
ヒッカドゥアまで
ホテルの予約時に空港までの送迎を頼んでおくと、空港まで来てくれます。ヒッカドゥアまでは約3時間。 かなり冷房をきかせているので、気をつけましょう。私はクルマの中でつい寝てしまって、すっかりカラダが冷えたらしく、 思いっきりカゼを引いて丸2日、パーにしてしまいました。それから、現地の人たちの運転はかなり強烈なので、間違っても自分たちでレンタカーを借りて行こうなんてことのないように。
両替
空港にも両替所がありましたが、ヒッカドゥアの街中にも両替所があるので問題ありません。 ルピーから円には両替できないので、私は少なめに両替しておいて、足りなくなったらヒッカドゥアで両替しました。
食べもの
カレーばかりかと思ってたけど、オムレツとかスパゲティとかピザもありました。 カレーもそれほど辛くないので、本当に辛いのが好きな人は、辛めで注文したほうがいいかも。 オススメのレストランは「SPAGHETTI&Co.(イタリアン)」「The Curry Bowl(カレー)」「Refresh(ちょい高め)」。
紅茶はめちゃくちゃ砂糖が入っていて甘いです。
サーフィン
ヒッカドゥアのポイントの他にも日帰りサーフトリップで行けるポイントがいくつかありますが、私が行ったときには、 ヒッカドゥアのポイント(ロコ、メイン、ビーチ)が一番コンスタントにいい波が立っていました。 全体的に午後になると風が吹くので、午前中の早い時間がおすすめ。
ヒッカドゥア周辺のポイント(西海岸)は11~3月くらいがシーズン。ちなみに逆の東海岸、アルガムベイは4月~9月がシーズンです。
サファリ
サファリには2日かけて行くのだけれど、サファリまでの運転手とサファリの中での運転手と違うので 入場料は+2人分多く払う必要があります。私たちは2人で行ったので、通常の2倍かかりました!!できれば大人数で行ったほうがいいかも。しかもサファリは観光客しか来ないせいか、値段がメチャクチャ高いです。 でも一見の価値あり。
停電
私が行った時期は毎日、夜になると2時間くらいの停電があって、その間は、ファンも回らないし、 電気もつきません。(ホテルによっては自家発電しているところもあるらしいけど) 懐中電灯はもって行ったほうがいいです。
持って行くとよいもの
  • 懐中電灯…停電のときのため
  • 虫除け…蚊取り線香のほかに、AUTAN(現地の日用雑貨店で買えます)があると good。AUTANはよく効くんだけど、強烈なアルコール含有なので、ヒフの弱い人は要注意。
  • 古着…ツアーガイドや運転手さんなど、お世話になった現地の人にTシャツなどの古着をあげると喜ばれます。
  • 日焼け止め…陽射しはチョー強烈です。
  • リーフブーツ…ポイントのほとんどはボトムがリーフ。
  • エタノール…リーフでやっちゃった時用。アルコールじゃなくてエタノール

ヒッカドゥア~ポイント情報

ロコポイント Loco Point

Blue Ocean Villaの前。沖に大きな岩がある。エントリーはビーチ、ブレイクポイントはリーフでグーフィー、レギュラーともによい。ハイタイドが狙い目。

メインポイント Main Point

サーフショップA Frameの前。ボトムはリーフ。ロータイドの時は、レギュラー側手前のボトムに注意!グーフィー、レギュラーともにパーフェクトな三角波が立つ。

ウェリガマ・ライト Weligama Right

ウェリガマにある。ボトムはリーフ。干潮時はかなり浅いので注意!レギュラーオンリー。ホレホレでシャローなリーフなのでかなり危険。

プランテーション Plantation

メリッサに行く途中、右にヤシの木らしい木々が固まって生えているところ。ボトムはリーフで、主にレギュラー。やや厚めのカットバックの練習に適した波。

メリッサ Merisa

メリッサ。ボトムはリーフで、レギュラーオンリー。

ヒッカドゥア~1st Day

2002年2月2日(土)

スリランカのコロンボへは、モルジブのマーレ行きの飛行機の途中下車となるので、機内は新婚旅行らしきカップルが多かった。
その中にところどころ、冬なのに真っ黒な人たちがいて(私たちもその類に入るけど)、きっとサーファーだ、なんて思っていたら、案の定、皆、コロンボで降りていた。
スリランカは、最近日本でも雑誌なんかで取り上げられ始めているせいか、日本人サーファーが多いのかも。

空港に着くと、やはり南国、蒸し暑い!!聞くと、夕方にスコールがあったらしい。空港には、今回お世話になる「Blue Ocean Villa」のオーナー、Siriさんがお迎えに来てくれていた。日本語が話せる、とは聞いていたけれど、あんなにペラペラだとは思わなかった。。。ちょっとビックリ。日本に何年かいたらしい。

空港から宿のあるヒッカドゥアまで、車で約3時間。こっちの人はクーラーが好きなのか、かなりキョーレツなクーラーのかけ方で、ちょっと参ってしまった。カゼひきそう。