モロッコ~6th Day(サーフポイントめぐり)

2007年8月29日(水)

いつもどおり朝早くサフィを出発 海沿いの道でアル・ジャディータへ向かう。いつもどおり途中の小さい町で定番の朝ごはんを食べる。アル・ジャディータも工場が多くて大きな街だった。

ここからはカサブランカ行きの高速。日本と代わらずキレイに整備されていて少々驚く。それにカードも自動発券。出口でカードを渡して料金を払うシステムだ。
カサブランカのいっこ手前の出口、Had Soualemで高速を降り、ダル・ブアザ(Dar Bouazza)へ

ダル・ブアザの街の入り口は何も標識が出ていないので分かりにくい。MariaBlancaというリゾートエリアの旗が目印。ここを左折して突き当りを右に曲がると、ダル・ブアザ、左に曲がるとJackBeachのポイント
JackBeachはなんとか出来そうだったけれどショワショワのビーチブレイクでスモールサイズ コンスタントに波があるポイントという情報だったので、ちょっとイヤ~な予感

次はカサブランカのちょっと手前、アン・ディアブ(Ain Diab)のNo23。アン・ディアブはすっかり都会のリゾートといった雰囲気で、観光客や、内陸部では考えられないほど肌を露出したモロッコ人でごったがえしていた。アン・ディアブのビーチへの入り口はナンバリングされていて、その23番がサーフポイント。やはりここでも本当にサーフィンできるのかと思うほど波なし
さらに北上したけれど波なし…高いボードチャージ(約2万円)を払ったのにno surfかも

ブロンディン(Blondin)を越えた辺りでcampingの標識を見つけ、チェックしてみることに。名前はMomizaビーチ。湾になっていてこじんまりしているけれど、モロッコではめずらしくほのぼのした雰囲気。露店でタジンを食べ、キャンプ場にチェックイン。観光地ではないから英語もスペイン語も通じず、身振り手振り&カタコトのフランス語でやりすごす。
で、昼寝した後、一度も海に入ってないことに気がつき、海辺に行ったけれど、海沿いのエリアは風が冷たく、海に入るどころか水着では体が冷えるくらいだった 海辺のカフェでミントティー&カフェオレを飲んで体を温め、夕暮れ時をのんびりと過ごす。

走行距離:334km(1,436km)

モロッコ~7th Day(モロッコの活気にのまれる)

2007年8月30日(木)

今日はさらに海沿いを北上してラバト周辺のサーフポイントのcheck。今日波がなかったら、完全に今回の旅はno surfだ ブズニカは小さな湾になっていて、別荘地らしく、美しいビーチだった スキラトではモロッコ初のローカルサーファーを発見 でもよく見たら、ボード持ってるのに、フィンも持ってる… 結局、この辺りもまったく波なし… 昨日、JackBeachで入ればよかった 教訓:ちょっとでも出来そうなコンディションなら、迷わず入るべし

通りがかりの商店でおいしそうなクロワッサンを見つけて海を見ながら朝食をとり、ラバトへ
ラバトのカスバの少し手前、海沿いに白い建物。ここが「Oudayas Surf Club(ウダヤス・サーフ・クラブ)」。現国王のムハンマド6世のサーフィンに対する情熱からクラブが設立されたらしい。国王がサーフィン好きとは…恐るべしモロッコ 立ち寄ってベランダから波チェック。うねりには敏感らしく、一番出来そうだけどロータイドすぎでリーフがバリバリだったので、サーフィンはあきらめて内陸へ行くことにした

街外れの高速入り口からエクメスへ エクメス市内のMarjaneでビールや氷、フルーツ:りんご:を買い込み、街を散歩した。モザイクが美しいマンスール門をくぐってムーレイ・イスマイル廊へ。昼は閉まっていて中は見れなかった。残念 リフ門をくぐって風の道へ着いた頃、暑さにバテてUターン。観光するなら朝か夕方の陽が弱い時間帯でないと、熱中症になりそうだ

次はムーレイ・イドリスへ。丘びっしりに白い建物が並んだ不思議なエリア。続いてヴォルビリス遺跡へ 今日はバテ気味でまだ陽が高かったので、明日の朝観ることにして、途中で見つけたキャンプ場にチェックイン。

キャンプ場でランチを食べようとしたら、MSRが故障してしまい、自炊できず 近くにはレストランやcafeもなく、ランチはおあずけ…こういうときに限って壊れるんだなぁ、このMSR
キャンプ場のバルコニーでのんびり遠くの景色をみて過ごし、ムーレイ・イドレスへ夜ご飯を食べに出かけた。

丘に建っているため、この街は坂道が多い。しかも、細いし人があふれているので、車が立ち往生状態に なんとかUターンして街の入り口(丘の下)に車を停め、歩いて街の中へ どこからどう集まったのかと思うほど、人・人・人であふれかえっていた。それは大晦日の明治神宮や、隅田川の花火大会のよう。久しぶりの人ごみ、それも激混みでかなり疲れる。でもこれがモロッコなんだよなぁー。活気にあふれすぎててこちらの元気まで吸い取られるカンジ
レストランは見当たらず、屋台でハンバーガーとチョリソーサンドイッチを食べ、テントに戻り即寝した

走行距離:353km(1,789km)

モロッコ~8th Day(ヴォルビリス遺跡へ)

2007年8月31日(金)

朝涼しいうちにヴォルビリス遺跡(Volbilis)を巡る。何もない荒野にぽつんと現れ、存在感がある遺跡だ。
朝10時だというのに超強い日差しで参る 帽子必須 Tシャツを脱いで頭からかぶる。
2000年も前に作られたとは思えないほどモザイクもきれいに保存(修復してるのかな)されていた。今みたいに道具もない昔の人が、どうやってこんな大きな石を積み重ねたり彫刻したのか、同じ場所に立っているのが不思議な気分。ただ、ここでも、ゴミが目立つ。世界遺産なのに

併設のcafeで朝ごはんを食べて出発 あまりに暑いのでまたしても頭に水を浴び、タオルをぬらして気化熱で体を冷やす。
帰り際、丘びっしりに建っているムーレイ・イドリスがよく見えたので写真をパチリ。こちら側は少し崖があるけど、反対側は本当に、びっしり建物がひしめきあってる

次は地球の歩き方に出ていた「温泉町シディ・ハラゼム」へ行ってみることに。「温泉」という言葉にだまされた 車を停めて水着をもって人が集まっている場所に行ってみると…そこは、水汲み場 しかも、自由に汲めるのは地元民だけらしく、観光客は有料の様子 安いといっても、何でもかんでもお金を取るのはいかがなものか…。
今まで、コスタリカや海南島で、日本のような温泉ではないものの、プールのような施設があったので、すっかりそんな場所だと思い込んでいました。恐るべし、モロッコ

そんなこんなで何もせずUターン。一気に海まで戻ることにした。昨日チェックしたブズニカの雰囲気が気に入ったので、泊まれるところがないか探したけれどNG 最後の懸けで、JackBeachまで戻ってみることにした。スモールコンディションでもサーフィンできるといいなぁ。

予定外の行動だったこと・高速でずっと移動していたこともあり、途中でガス欠ランプが点灯。ヒヤヒヤしながらのドライブになった。なんとかガソリンスタンドについたら、サンプロン(無鉛ガソリン)がない、と言われ、さらに先のスタンドに行くように言われてしまう またヒヤヒヤしてなんとかギリギリセーフで間に合った。ホッ しかしガソリン代は高い。満タンにして450DH=6,480円

JackBeachへ着くと、サーファーが夕方は満潮だからか、多少コンディションがよさそう。でも、今日泊まる宿もまだ決まってないし、あきらめた。あー、温泉地に行かなければよかった…

歩いている人に声をかけたら、隣のタマリス・ビーチ(TAMARIS)にキャンプ場があるというので行ってみたら…キャンプ場と書かれてはいるものの、電気もほとんどついていないし、カフェもないし、どうみても住みついている人々…ココは難民キャンプ場と思うほど。。。シャワーもなんだか塩水みたいで、イマイチすぎ しかも100DHもとられて散々なキャンプ場だった。とどめはその“住みついてる人々”。夜中3時くらいまで、バイクで走り回るは、どんちゃん騒ぎするわでうるさすぎ はぁ

走行距離:511km(2,299km)