モロッコ~2nd Day(マラケシュのメディナ)

2007年8月25日(土)

飛行機からみたマラケシュの街並みは、うすいピンクやオレンジの建物がマッチ箱のように並び、見たことのない風景だった。カメラを手元に持っておけばよかった…と後悔

空港で両替をしてレンタカーを借り、市内へ。標識が少なく、道の名前も出ていないので、少し迷ってしまった

なんとか市街地に出て、地球の歩き方の地図に載っていたキャンプ場に行って見ると、ホテルが建設中 座り込んで話しているおじさんに聞いてみる。もちろん英語はぜんぜん通じない 身振り手振りで聞いてみると、キャンプ場はどうやら移動したらしい。言われたとおり、カサブランカ方面に約10km行ったところに無事キャンプ場を発見 キャンプ場はガランとしていて、芝生などはなく、土っぽくて寂しいカンジ。安いからしょうがないか

テントを張って街に戻る。途中、Marjane(マルジャンヌ)というスーパーで買出し。モロッコはイスラムの国なので、飲酒の習慣がない。お酒を売っている店は少ないので、貴重な店だ。

マラケシュの観光の目玉、フナ広場の周辺は、人で溢れていた。バリを彷彿させるクラクションの嵐。お構い無しに車道を歩く人々。車線はどこ状態の車の列…つ、つかれる
広場の近くの駐車場に車を止め、いざ広場へ フナ広場の奥にあるスーク(小さい商店の集まり)に行ってみた。雰囲気はアメ横のようなカンジで、なめし皮のニオイ、スパイスの匂い、生肉の臭い…とキョーレツだった 時々ロバに乗った子供とすれ違ったり、いろんな人に声をかけられたりと、独特の雰囲気を楽しんだものの、喧騒にすっかり疲れてしまった

広場に戻ると屋台の準備が始まっていた。せっかくだから何か食べていこう、と準備が整うまでの間、cafeでお茶

日が沈むと、どこからともなく人が出てきて、あっという間に広場は人でいっぱい。ヘビ使いやら大道芸人やらでお祭り騒ぎ(写真はNG。撮ると撮影代を要求されます
ここでもやはりいろんな屋台から声をかけられる。日本人と分かると「頭、脳みそ(モロッコ人は脳みそを食べるのだ)」。ここまでは別にいいんだけど、その後なぜだか「オダユージ」と続く。なぜ

TAKAは屋台でエスカルゴ(茶碗1杯10DH)を食らい、私はカバブの屋台で煙にまかれながらメルゲス(スパイスの効いたソーセージ)とアラビアパン(1人10DH)を食べてすっかり満喫 値段も安くて味も美味しかった キャンプ場に戻ってバタンキューで寝た

走行距離:75km

モロッコ~3rd Day(アトラス山脈越え)

2007年8月26日(日)

早朝起きてシャワーを浴びる。昼間は暑いけれど朝晩は20度くらいまで下がるので、冷水シャワーはキツいなぁ~と覚悟していたら、なんと温水が出た ラッキー。
陽が出てくると急に40度近くまで上がり頭がクラクラするほどの暑さ。でも乾燥していて風が吹いているから、日陰にいると心地いい

モロッコを南北に分けるアトラス山脈を越えるとサハラ砂漠へと続く広大な荒野が広がります。対向車線との境もなく、細くクネクネとした山道が続く。そんな山道なのに制限速度80kmの標識。そんなに飛ばせないってば… 途中には、レンガ造りの家が建ち並ぶクサルと呼ばれる村が点在し、砂漠が近くなったことを実感

約4時間でワルザザートの街へ到着。唯一、お酒を売っているスーパー「SuperMarche」へ行ってビールを買い込んだ。

次はキャンプ場探し。ここは標識も出ていてすぐに見つかった。あまりに暑いのでシャワーを浴びてテントでひとやすみ。でも暑くてすぐに目が覚め、またシャワーを浴びる。髪が濡れていると涼しいのだけれど、とても乾燥しているので、ぬれた髪もすぐ乾いちゃう

昼は暑さのためか、人はちらほら。しかも、なぜか男性しかいない。 cafeでミントティーとフレッシュオレンジジュースを飲みながら日が沈むのを首をなが~くして待つ。ようやく日が沈みかけた頃、人がどんどん集まってきた。

スークをぶらぶらと散歩。屋台に並ぶ怪しげなフルーツを食べた(後にサボテンの実と判明)。1個1DH。ほんのり甘くていちぢくのよう。
店先にローストチキンが並び、タジン鍋が飾ってある店からいい匂いが…覗いていると店主がニコニコと声を欠けてきたので、TRYしてみた。めちゃくちゃ美味しかった~ 塩味が強かったけどよく味が染みててホクホクトロトロ。しかも20DH。安いっ

ワルザザートはマラケシュと違って落ち着いた街。観るところは特にないらしく街も小さいので、あっという間にひと回りしてしまった。帰りがけ、タウリルトのカスバが月の光と深い青の空にマッチして絵のようだった。向かいにある階段には大勢のモロッコ人が座って、同じように静かに鑑賞していた。

走行距離:231km(306km)

モロッコ~4th Day(いよいよ海へ)

2007年8月27日(月)

早朝キャンプ場を出発し、いよいよ海へ 途中の小さな町でモロッコ定番の朝ごはん(ミントティー、ホブス、オムレツ)を食べ、kaori、モロッコ初運転 田舎なので車の量は少なく、比較的運転しやすい。峠は相変わらず対向車が来ると路肩に移動する、の繰り返しだったけれど。

途中、ところどころに小さな町はあるものの、超ローカル色強く、車ではなくロバや馬車が店先に並んでいる。当然、そのニオイもキョーレツだ。やはり女性は見かけない。

途中、めちゃくちゃ暑いエリアに突入 盆地なのか、風も熱風 暑いのに汗もかかないなぁと思いきや、汗が出た瞬間に乾く、といった始末 たまらず車を止め、頭から水浴び。水を持っててよかった~ その後、涼しいと感じたエリアに入ったとき、街に表示されていた気温計は33度 さっきのは何度あったんだろ。軽く40度は越えてたな

海が近づいてくると道幅も広がり、すっかり都会になったものの、アガディールの街を抜けるとまたちょっと田舎道に戻り、荷物を背に乗せたラクダやロバが路肩を歩いているのが当たり前の風景に。そのまま海沿いをサーフポイントcheckしていった…が、残念ながらどこもベタ凪で波ナシ

バナナの屋台が並ぶ、その名もバナナビーチはすっかり観光客で賑わっていた。昨日タジンが美味しかったので、またタジンを注文したけれど、味は水っぽくてイマイチ、しかも60DH あー最初に値段をチェックしていればよかった ぜったいボラれてる… 交渉するにも英語は通じず、面倒になってそのまま支払ってしまった。メニューがない店は要注意

タガズートのキャンプ場にチェックインして、プールで体を冷やし、再びアンカーポイントへ やはりコンディションは変わらず、あきらめてcafeでまったりお茶をした。近くをぶらぶら散策。この辺りは新しい町なのか、メディナはないけれど、相変わらず小道が多く、猫を多くみかける。
サーフショップの店員に声をかけたら、「冬には日本人がよく来るよ。この時期はねぇ…」と言われ、ちょっとショック

しかも大きなスーパーもなく、お酒も手に入れられなかった…お酒は見つけたら買い込むべし

走行距離:487km(793km)

モロッコ~5th Day(白と青の街へ)

2007年8月28日(火)

タガズート周辺は波も期待できなそうなので、2泊する予定を繰り上げて北上することにした。

近くのcafeでお茶恒例のティータイム。takaはすっかりモロッコの激甘ミントティーが気に入った様子 日本では飲み物に砂糖なんて絶対入れないのに 私はなんだか甘い子供用の歯磨き粉を薄めて飲んでるカンジがしてイマイチ…もっぱらカフェオレ ちゃんとエスプレッソで抽出してくれる(たま~にインスタントだけれど、それもまたご愛嬌

海沿いの道をずっと北上 途中、一度山側に入るのだけど、ロバあり馬車あり、羊遣いやヤギ遣いの少年まで…南部独特の風情が感じられる道だった。道沿いにアルガンツリーが生えているエリアは特にヤギが多く、木に登って実を食べていたのが印象的。
あとはアルガンオイルの露店がそこらじゅうに。でも、並んでいるオイルの瓶の中身は、色もバラバラ… いかにもアヤシかった。

しばらく走ると、急に白っぽい壁に青の窓の建物が増える。これがエッサウェラに近づいた証拠 ヨーロッパ風でお洒落な町だ。魚市場に行ってみたら巨大アナゴをせりにかけていた。活気は相変わらずだ
やはりメディナがあったので、散歩。マラケッシュのスークと違って、寄木細工や絵など、少しおしゃれな店が並ぶ

エッサウェラはいかにも観光地で、人もすごかったので、もう少し北上してサフィでキャンプ。サフィは工業地域らしく、煙突からモクモクと煙が出て異臭がし、海には排水らしき汚水が流れてる。とにかく、モロッコは街中にゴミが多い。木にカラスがたくさん止まっているなぁと思ったら、よく見ると黒いゴミ袋だったり 観光国ならもう少しキレイにすればいいのに…

キャンプ場に着くといつもどおりプールで体を冷やし、ビールを買いにスーパーへ 今度はいつ買えるか分からないので、大量に買い込む

走行距離:308km(1,101km)

モロッコ~6th Day(サーフポイントめぐり)

2007年8月29日(水)

いつもどおり朝早くサフィを出発 海沿いの道でアル・ジャディータへ向かう。いつもどおり途中の小さい町で定番の朝ごはんを食べる。アル・ジャディータも工場が多くて大きな街だった。

ここからはカサブランカ行きの高速。日本と代わらずキレイに整備されていて少々驚く。それにカードも自動発券。出口でカードを渡して料金を払うシステムだ。
カサブランカのいっこ手前の出口、Had Soualemで高速を降り、ダル・ブアザ(Dar Bouazza)へ

ダル・ブアザの街の入り口は何も標識が出ていないので分かりにくい。MariaBlancaというリゾートエリアの旗が目印。ここを左折して突き当りを右に曲がると、ダル・ブアザ、左に曲がるとJackBeachのポイント
JackBeachはなんとか出来そうだったけれどショワショワのビーチブレイクでスモールサイズ コンスタントに波があるポイントという情報だったので、ちょっとイヤ~な予感

次はカサブランカのちょっと手前、アン・ディアブ(Ain Diab)のNo23。アン・ディアブはすっかり都会のリゾートといった雰囲気で、観光客や、内陸部では考えられないほど肌を露出したモロッコ人でごったがえしていた。アン・ディアブのビーチへの入り口はナンバリングされていて、その23番がサーフポイント。やはりここでも本当にサーフィンできるのかと思うほど波なし
さらに北上したけれど波なし…高いボードチャージ(約2万円)を払ったのにno surfかも

ブロンディン(Blondin)を越えた辺りでcampingの標識を見つけ、チェックしてみることに。名前はMomizaビーチ。湾になっていてこじんまりしているけれど、モロッコではめずらしくほのぼのした雰囲気。露店でタジンを食べ、キャンプ場にチェックイン。観光地ではないから英語もスペイン語も通じず、身振り手振り&カタコトのフランス語でやりすごす。
で、昼寝した後、一度も海に入ってないことに気がつき、海辺に行ったけれど、海沿いのエリアは風が冷たく、海に入るどころか水着では体が冷えるくらいだった 海辺のカフェでミントティー&カフェオレを飲んで体を温め、夕暮れ時をのんびりと過ごす。

走行距離:334km(1,436km)

モロッコ~7th Day(モロッコの活気にのまれる)

2007年8月30日(木)

今日はさらに海沿いを北上してラバト周辺のサーフポイントのcheck。今日波がなかったら、完全に今回の旅はno surfだ ブズニカは小さな湾になっていて、別荘地らしく、美しいビーチだった スキラトではモロッコ初のローカルサーファーを発見 でもよく見たら、ボード持ってるのに、フィンも持ってる… 結局、この辺りもまったく波なし… 昨日、JackBeachで入ればよかった 教訓:ちょっとでも出来そうなコンディションなら、迷わず入るべし

通りがかりの商店でおいしそうなクロワッサンを見つけて海を見ながら朝食をとり、ラバトへ
ラバトのカスバの少し手前、海沿いに白い建物。ここが「Oudayas Surf Club(ウダヤス・サーフ・クラブ)」。現国王のムハンマド6世のサーフィンに対する情熱からクラブが設立されたらしい。国王がサーフィン好きとは…恐るべしモロッコ 立ち寄ってベランダから波チェック。うねりには敏感らしく、一番出来そうだけどロータイドすぎでリーフがバリバリだったので、サーフィンはあきらめて内陸へ行くことにした

街外れの高速入り口からエクメスへ エクメス市内のMarjaneでビールや氷、フルーツ:りんご:を買い込み、街を散歩した。モザイクが美しいマンスール門をくぐってムーレイ・イスマイル廊へ。昼は閉まっていて中は見れなかった。残念 リフ門をくぐって風の道へ着いた頃、暑さにバテてUターン。観光するなら朝か夕方の陽が弱い時間帯でないと、熱中症になりそうだ

次はムーレイ・イドリスへ。丘びっしりに白い建物が並んだ不思議なエリア。続いてヴォルビリス遺跡へ 今日はバテ気味でまだ陽が高かったので、明日の朝観ることにして、途中で見つけたキャンプ場にチェックイン。

キャンプ場でランチを食べようとしたら、MSRが故障してしまい、自炊できず 近くにはレストランやcafeもなく、ランチはおあずけ…こういうときに限って壊れるんだなぁ、このMSR
キャンプ場のバルコニーでのんびり遠くの景色をみて過ごし、ムーレイ・イドレスへ夜ご飯を食べに出かけた。

丘に建っているため、この街は坂道が多い。しかも、細いし人があふれているので、車が立ち往生状態に なんとかUターンして街の入り口(丘の下)に車を停め、歩いて街の中へ どこからどう集まったのかと思うほど、人・人・人であふれかえっていた。それは大晦日の明治神宮や、隅田川の花火大会のよう。久しぶりの人ごみ、それも激混みでかなり疲れる。でもこれがモロッコなんだよなぁー。活気にあふれすぎててこちらの元気まで吸い取られるカンジ
レストランは見当たらず、屋台でハンバーガーとチョリソーサンドイッチを食べ、テントに戻り即寝した

走行距離:353km(1,789km)

モロッコ~8th Day(ヴォルビリス遺跡へ)

2007年8月31日(金)

朝涼しいうちにヴォルビリス遺跡(Volbilis)を巡る。何もない荒野にぽつんと現れ、存在感がある遺跡だ。
朝10時だというのに超強い日差しで参る 帽子必須 Tシャツを脱いで頭からかぶる。
2000年も前に作られたとは思えないほどモザイクもきれいに保存(修復してるのかな)されていた。今みたいに道具もない昔の人が、どうやってこんな大きな石を積み重ねたり彫刻したのか、同じ場所に立っているのが不思議な気分。ただ、ここでも、ゴミが目立つ。世界遺産なのに

併設のcafeで朝ごはんを食べて出発 あまりに暑いのでまたしても頭に水を浴び、タオルをぬらして気化熱で体を冷やす。
帰り際、丘びっしりに建っているムーレイ・イドリスがよく見えたので写真をパチリ。こちら側は少し崖があるけど、反対側は本当に、びっしり建物がひしめきあってる

次は地球の歩き方に出ていた「温泉町シディ・ハラゼム」へ行ってみることに。「温泉」という言葉にだまされた 車を停めて水着をもって人が集まっている場所に行ってみると…そこは、水汲み場 しかも、自由に汲めるのは地元民だけらしく、観光客は有料の様子 安いといっても、何でもかんでもお金を取るのはいかがなものか…。
今まで、コスタリカや海南島で、日本のような温泉ではないものの、プールのような施設があったので、すっかりそんな場所だと思い込んでいました。恐るべし、モロッコ

そんなこんなで何もせずUターン。一気に海まで戻ることにした。昨日チェックしたブズニカの雰囲気が気に入ったので、泊まれるところがないか探したけれどNG 最後の懸けで、JackBeachまで戻ってみることにした。スモールコンディションでもサーフィンできるといいなぁ。

予定外の行動だったこと・高速でずっと移動していたこともあり、途中でガス欠ランプが点灯。ヒヤヒヤしながらのドライブになった。なんとかガソリンスタンドについたら、サンプロン(無鉛ガソリン)がない、と言われ、さらに先のスタンドに行くように言われてしまう またヒヤヒヤしてなんとかギリギリセーフで間に合った。ホッ しかしガソリン代は高い。満タンにして450DH=6,480円

JackBeachへ着くと、サーファーが夕方は満潮だからか、多少コンディションがよさそう。でも、今日泊まる宿もまだ決まってないし、あきらめた。あー、温泉地に行かなければよかった…

歩いている人に声をかけたら、隣のタマリス・ビーチ(TAMARIS)にキャンプ場があるというので行ってみたら…キャンプ場と書かれてはいるものの、電気もほとんどついていないし、カフェもないし、どうみても住みついている人々…ココは難民キャンプ場と思うほど。。。シャワーもなんだか塩水みたいで、イマイチすぎ しかも100DHもとられて散々なキャンプ場だった。とどめはその“住みついてる人々”。夜中3時くらいまで、バイクで走り回るは、どんちゃん騒ぎするわでうるさすぎ はぁ

走行距離:511km(2,299km)

モロッコ~9th Day(カサブランカでハマム体験)

2007年9月1日(土)

朝、JackBeachをチェックするが、昨日の夕方のサーファー&波はどこへ状態。唯一のサーファーを見つけ声をかけると、やはりこの時期はここしかできず、しかもいいのは満潮時、夕方らしい。午前中にはレンタカーを返さなくてはいけなかったので残念ながら、結局、no surf となってしまった。

カサブランカのカサ・ポール駅そばに1つ星の安宿をみつけたが外見はイマイチ。一応チェックしたら中は意外とキレイだったので、チェックイン。235DH。周りの一流ホテルは10倍もするので、激安だ。

せっかくモロッコに来たのだから、ハマムへ行こうということになり、メディナにあるハマムへ。男女入れ替え制らしく、同時には入れないみたい。ちょうど女性の時間帯だったので、私一人で入ってみることに
ハマムはまさに湯船のない銭湯、といったカンジ。入っておばさんにお金を渡して脱衣所でパンツ1枚になり、着替えた服をおばさんにあずけると、50cmくらいの大きいバケツと手のひらサイズの小さいバケツが渡された。それと持ってきたタオル、石鹸などを持って中へ。中はモワッと蒸し風呂のようで、つながった小部屋が3つほど。それぞれの部屋に熱湯と水の蛇口が1つずつあって、そこで大きなバケツにお湯を入れたら、あいているところに移動。小さいバケツで大きいバケツからお湯を汲んで体を洗い、なくなったらまた大きいバケツを持って蛇口まで行きお湯を入れて戻る。の繰り返し 長時間いてアカスリをするのが定番のようだった。
パンツをはいたまま体を洗っても、何だかお風呂に入った気がしない…それに周りの人にニヤニヤとみられてちょっと恥ずかしかったので、さっさと出てしまった。おばさんに「もうでるの」みたいなびっくりした顔をされ「もう1回入ったら」みたいなジェスチャーをされたのだけど、「サヴァ、サヴァ、メルシィー」と言って出た。入って正解 結構楽しかった

メディナの中にタジンの店を見つけて値段を聞いたら40DHというのでやめ、一度ホテルに戻ることにした。
帰りがけ、メディナの入り口付近でローカルが集まっている店を発見 覗くと美味しそうな揚げパンにママレードをはさんで食べている。まねして頼む。ミントティーと揚げパンで3DH 安くて美味しい あまりに美味しいので、おかわりしてしまった。

中央市場の近くにあるレストランではタジンにモロッコ風サラダ、コーラ、サフランライスとハリラで35DH。ここはメニューがあったので安心だ。メニューがない店では値段交渉するか、ボラれるのを覚悟して食べるかになるので、結構面倒
食後にもう一度揚げパンを食べたいと思っていってみたけれど、残念ながら閉まっていた

走行距離:36km(2,335km)

モロッコ~10th Day(最後のトラブル)

2007年9月2日(日)

目の前のレストランで朝食。メニューがなかったので高いだろうなぁと思っていたら、案の定 バケットとクロワッサン、オレンジジュースとカフェオレでひとり35DH。高いっ

宿をチェックアウトしてカサ・ポール駅へ。2等席のチケットはひとり35DH。毎時30分に空港へ行く電車が出発する。出発の5分くらい前に構内のゲートがあき、ホームへ。意外にも時間通り、12:30に出発した。車内は6人づつ座れるボックス席の個室が並び、思ったよりキレイだった。15分ほどで次の駅、AIN SEBBAについて乗り換え。20分ほど待ち、空港行きの電車に乗り込む。そこから約40分で空港に到着だ。
駅の改札が空港の荷物チェックになっているのだけれど、ちんたらのんびりやっているのでなかなか進まない 30分ほどかかってやっと脱出できた。

あまったダハールは日本円には戻せなかったので米ドルに変え、チェックイン。no surfなのに帰りもオーバーサイズで料金を取られることを覚悟していたのだけれど、費用はかからない様子。ラッキー いつもは、サーフボードはオーバーサイズ用のカウンターで荷物を預けるのだけれど、そのままチェックインカウンターに残し、帰国した。

成田に着いたとき、名前を呼び出されたのでイヤ~な予感。多分ロストバゲッジだなーと思っていたら案の定。ひとつ、シャルル・ド・ゴールから荷物が乗っていないらしい なくなったのは、サーフボードだった。

カサブランカでチェックインしたのに、パリ─成田のフライトはなぜか席は離れてるし、しかも3人席の真ん中だし、相変わらずサービスは悪いし、食事もイマイチだし、最後にはロストバゲッジだし、ほんとツイていない旅だった まぁこれも旅、か

利尻島~利尻島ってどんなとこ?

利尻島は、日本最北の地『稚内』の西に位置する周囲60kmほどのまぁるい小さな島。島の中央には利尻富士と呼ばれる山がドンとそびえていて、島全体が山のようでもあり、裾野に町が点在しています。利尻昆布ウニでも有名ですね。

俳優でサーファーの坂口憲二君が日本のサーフポイントをめぐる旅番組 「海からみたニッポン」でも紹介され、最近注目度の高い日本最北端のサーフアイランド
質のいい波、透明な水、そして混雑のない海。ちょっと遠くて水も冷たいですが、行く価値アリです。ただし、短期間のトリップの場合は私たちのようにハズしてしまうのは覚悟の上で