モロッコ~7th Day(モロッコの活気にのまれる)

2007年8月30日(木)

今日はさらに海沿いを北上してラバト周辺のサーフポイントのcheck。今日波がなかったら、完全に今回の旅はno surfだ ブズニカは小さな湾になっていて、別荘地らしく、美しいビーチだった スキラトではモロッコ初のローカルサーファーを発見 でもよく見たら、ボード持ってるのに、フィンも持ってる… 結局、この辺りもまったく波なし… 昨日、JackBeachで入ればよかった 教訓:ちょっとでも出来そうなコンディションなら、迷わず入るべし

通りがかりの商店でおいしそうなクロワッサンを見つけて海を見ながら朝食をとり、ラバトへ
ラバトのカスバの少し手前、海沿いに白い建物。ここが「Oudayas Surf Club(ウダヤス・サーフ・クラブ)」。現国王のムハンマド6世のサーフィンに対する情熱からクラブが設立されたらしい。国王がサーフィン好きとは…恐るべしモロッコ 立ち寄ってベランダから波チェック。うねりには敏感らしく、一番出来そうだけどロータイドすぎでリーフがバリバリだったので、サーフィンはあきらめて内陸へ行くことにした

街外れの高速入り口からエクメスへ エクメス市内のMarjaneでビールや氷、フルーツ:りんご:を買い込み、街を散歩した。モザイクが美しいマンスール門をくぐってムーレイ・イスマイル廊へ。昼は閉まっていて中は見れなかった。残念 リフ門をくぐって風の道へ着いた頃、暑さにバテてUターン。観光するなら朝か夕方の陽が弱い時間帯でないと、熱中症になりそうだ

次はムーレイ・イドリスへ。丘びっしりに白い建物が並んだ不思議なエリア。続いてヴォルビリス遺跡へ 今日はバテ気味でまだ陽が高かったので、明日の朝観ることにして、途中で見つけたキャンプ場にチェックイン。

キャンプ場でランチを食べようとしたら、MSRが故障してしまい、自炊できず 近くにはレストランやcafeもなく、ランチはおあずけ…こういうときに限って壊れるんだなぁ、このMSR
キャンプ場のバルコニーでのんびり遠くの景色をみて過ごし、ムーレイ・イドレスへ夜ご飯を食べに出かけた。

丘に建っているため、この街は坂道が多い。しかも、細いし人があふれているので、車が立ち往生状態に なんとかUターンして街の入り口(丘の下)に車を停め、歩いて街の中へ どこからどう集まったのかと思うほど、人・人・人であふれかえっていた。それは大晦日の明治神宮や、隅田川の花火大会のよう。久しぶりの人ごみ、それも激混みでかなり疲れる。でもこれがモロッコなんだよなぁー。活気にあふれすぎててこちらの元気まで吸い取られるカンジ
レストランは見当たらず、屋台でハンバーガーとチョリソーサンドイッチを食べ、テントに戻り即寝した

走行距離:353km(1,789km)

モロッコ~8th Day(ヴォルビリス遺跡へ)

2007年8月31日(金)

朝涼しいうちにヴォルビリス遺跡(Volbilis)を巡る。何もない荒野にぽつんと現れ、存在感がある遺跡だ。
朝10時だというのに超強い日差しで参る 帽子必須 Tシャツを脱いで頭からかぶる。
2000年も前に作られたとは思えないほどモザイクもきれいに保存(修復してるのかな)されていた。今みたいに道具もない昔の人が、どうやってこんな大きな石を積み重ねたり彫刻したのか、同じ場所に立っているのが不思議な気分。ただ、ここでも、ゴミが目立つ。世界遺産なのに

併設のcafeで朝ごはんを食べて出発 あまりに暑いのでまたしても頭に水を浴び、タオルをぬらして気化熱で体を冷やす。
帰り際、丘びっしりに建っているムーレイ・イドリスがよく見えたので写真をパチリ。こちら側は少し崖があるけど、反対側は本当に、びっしり建物がひしめきあってる

次は地球の歩き方に出ていた「温泉町シディ・ハラゼム」へ行ってみることに。「温泉」という言葉にだまされた 車を停めて水着をもって人が集まっている場所に行ってみると…そこは、水汲み場 しかも、自由に汲めるのは地元民だけらしく、観光客は有料の様子 安いといっても、何でもかんでもお金を取るのはいかがなものか…。
今まで、コスタリカや海南島で、日本のような温泉ではないものの、プールのような施設があったので、すっかりそんな場所だと思い込んでいました。恐るべし、モロッコ

そんなこんなで何もせずUターン。一気に海まで戻ることにした。昨日チェックしたブズニカの雰囲気が気に入ったので、泊まれるところがないか探したけれどNG 最後の懸けで、JackBeachまで戻ってみることにした。スモールコンディションでもサーフィンできるといいなぁ。

予定外の行動だったこと・高速でずっと移動していたこともあり、途中でガス欠ランプが点灯。ヒヤヒヤしながらのドライブになった。なんとかガソリンスタンドについたら、サンプロン(無鉛ガソリン)がない、と言われ、さらに先のスタンドに行くように言われてしまう またヒヤヒヤしてなんとかギリギリセーフで間に合った。ホッ しかしガソリン代は高い。満タンにして450DH=6,480円

JackBeachへ着くと、サーファーが夕方は満潮だからか、多少コンディションがよさそう。でも、今日泊まる宿もまだ決まってないし、あきらめた。あー、温泉地に行かなければよかった…

歩いている人に声をかけたら、隣のタマリス・ビーチ(TAMARIS)にキャンプ場があるというので行ってみたら…キャンプ場と書かれてはいるものの、電気もほとんどついていないし、カフェもないし、どうみても住みついている人々…ココは難民キャンプ場と思うほど。。。シャワーもなんだか塩水みたいで、イマイチすぎ しかも100DHもとられて散々なキャンプ場だった。とどめはその“住みついてる人々”。夜中3時くらいまで、バイクで走り回るは、どんちゃん騒ぎするわでうるさすぎ はぁ

走行距離:511km(2,299km)

モロッコ~9th Day(カサブランカでハマム体験)

2007年9月1日(土)

朝、JackBeachをチェックするが、昨日の夕方のサーファー&波はどこへ状態。唯一のサーファーを見つけ声をかけると、やはりこの時期はここしかできず、しかもいいのは満潮時、夕方らしい。午前中にはレンタカーを返さなくてはいけなかったので残念ながら、結局、no surf となってしまった。

カサブランカのカサ・ポール駅そばに1つ星の安宿をみつけたが外見はイマイチ。一応チェックしたら中は意外とキレイだったので、チェックイン。235DH。周りの一流ホテルは10倍もするので、激安だ。

せっかくモロッコに来たのだから、ハマムへ行こうということになり、メディナにあるハマムへ。男女入れ替え制らしく、同時には入れないみたい。ちょうど女性の時間帯だったので、私一人で入ってみることに
ハマムはまさに湯船のない銭湯、といったカンジ。入っておばさんにお金を渡して脱衣所でパンツ1枚になり、着替えた服をおばさんにあずけると、50cmくらいの大きいバケツと手のひらサイズの小さいバケツが渡された。それと持ってきたタオル、石鹸などを持って中へ。中はモワッと蒸し風呂のようで、つながった小部屋が3つほど。それぞれの部屋に熱湯と水の蛇口が1つずつあって、そこで大きなバケツにお湯を入れたら、あいているところに移動。小さいバケツで大きいバケツからお湯を汲んで体を洗い、なくなったらまた大きいバケツを持って蛇口まで行きお湯を入れて戻る。の繰り返し 長時間いてアカスリをするのが定番のようだった。
パンツをはいたまま体を洗っても、何だかお風呂に入った気がしない…それに周りの人にニヤニヤとみられてちょっと恥ずかしかったので、さっさと出てしまった。おばさんに「もうでるの」みたいなびっくりした顔をされ「もう1回入ったら」みたいなジェスチャーをされたのだけど、「サヴァ、サヴァ、メルシィー」と言って出た。入って正解 結構楽しかった

メディナの中にタジンの店を見つけて値段を聞いたら40DHというのでやめ、一度ホテルに戻ることにした。
帰りがけ、メディナの入り口付近でローカルが集まっている店を発見 覗くと美味しそうな揚げパンにママレードをはさんで食べている。まねして頼む。ミントティーと揚げパンで3DH 安くて美味しい あまりに美味しいので、おかわりしてしまった。

中央市場の近くにあるレストランではタジンにモロッコ風サラダ、コーラ、サフランライスとハリラで35DH。ここはメニューがあったので安心だ。メニューがない店では値段交渉するか、ボラれるのを覚悟して食べるかになるので、結構面倒
食後にもう一度揚げパンを食べたいと思っていってみたけれど、残念ながら閉まっていた

走行距離:36km(2,335km)

モロッコ~10th Day(最後のトラブル)

2007年9月2日(日)

目の前のレストランで朝食。メニューがなかったので高いだろうなぁと思っていたら、案の定 バケットとクロワッサン、オレンジジュースとカフェオレでひとり35DH。高いっ

宿をチェックアウトしてカサ・ポール駅へ。2等席のチケットはひとり35DH。毎時30分に空港へ行く電車が出発する。出発の5分くらい前に構内のゲートがあき、ホームへ。意外にも時間通り、12:30に出発した。車内は6人づつ座れるボックス席の個室が並び、思ったよりキレイだった。15分ほどで次の駅、AIN SEBBAについて乗り換え。20分ほど待ち、空港行きの電車に乗り込む。そこから約40分で空港に到着だ。
駅の改札が空港の荷物チェックになっているのだけれど、ちんたらのんびりやっているのでなかなか進まない 30分ほどかかってやっと脱出できた。

あまったダハールは日本円には戻せなかったので米ドルに変え、チェックイン。no surfなのに帰りもオーバーサイズで料金を取られることを覚悟していたのだけれど、費用はかからない様子。ラッキー いつもは、サーフボードはオーバーサイズ用のカウンターで荷物を預けるのだけれど、そのままチェックインカウンターに残し、帰国した。

成田に着いたとき、名前を呼び出されたのでイヤ~な予感。多分ロストバゲッジだなーと思っていたら案の定。ひとつ、シャルル・ド・ゴールから荷物が乗っていないらしい なくなったのは、サーフボードだった。

カサブランカでチェックインしたのに、パリ─成田のフライトはなぜか席は離れてるし、しかも3人席の真ん中だし、相変わらずサービスは悪いし、食事もイマイチだし、最後にはロストバゲッジだし、ほんとツイていない旅だった まぁこれも旅、か

スンバワ島~スンバワ島ってどんなとこ?

スンバワ島はバリ島の東にあるロンボク島よりさらに東に位置しています。ひとむかし前のバリ島を彷彿させる、素朴な島。今回訪れたエリアは、サーフィン目的と思われる観光客しかいませんでした。
サーフポイントはいくつかありますが、日本人向けなのが、Cobble Stone:カブストーンです。

スンバワ島のデータ

国名 / 首都 インドネシア共和国 / ジャカルタ
言語 インドネシア語(英語も多少通じます)
通貨 ルピア(Rupiah)
物価 ホテル内は比較的高い。(ビール大25,000Rp=約300円)
時差 日本時間より-1時間(中央部)
パスポート 残存有効期間6ヶ月以上
ビザ 60日以内の観光の場合は不要
為替レート 1円=80.5Rp/100Rp=1.24円

スンバワ島~これだけは知っておこう

スンバワ島まで
日本からスンバワ島への直行便はありません。バリ経由が一般的。飛行機を使うならメルパティ航空で約1時間弱、フェリーだと約11時間 ロンボク島からも飛行機・フェリーが出ています。いずれにしろ、短期間の滞在なら国内線の利用がおすすめ。ただし、ロングボードやカイトサーフィン用の機材は乗らず、別の便で来ることもあるので要注意です ちなみにメルパティのボードチャージは1Kgあたり10,000Rp。ショートだけでなく、ボディボードも加算されます。ショートボード2本とボディボード1枚あわせて17kg、しめて170,000Rpかかりました。帰りのボードチャージは100,000Rp。
デンパサールの国内空港使用料は30,000Rp、ビマの国内空港使用料は6,000Rp。
ホテル
今回行った南部のサーフタウンHuu:フーにいくつかのホテル、コテージ、ドミトリーがあります。いずれもサーファーしか泊まっていない様子。今回は個人旅行は面倒そうだったので、パッケージツアーで行きました。
両替
バリで両替しておきましょう。近くに両替所はありません。(というか、ホテル以外、何もない
ドルでも払えますが日本円はNG。カードも手数料が別途上乗せされます。
スンバワ島内の移動
基本的にガイド必須です。車ではなく、バイクの二人乗りで移動します。
ホテルにたくさんガイドがたむろしているので、どこに行きたいか声をかければOK。(というより、うるさいくらいに、向こうから声をかけてきます) もちろん、料金交渉を忘れずに。
食べもの
町には何もないので、レストランが併設されているホテルで食事することになります。衛生面は問題なし。種類も豊富で味もなかなかイケます。
サーフィン
メインポイントとなるのは、目の前のレイキーピーク、レイキーパイプ。ほかにもバイクで5分くらいのところにあるカブストーンや15分くらいのペリスコープなど、数カ所のポイントがあります。基本的にどこもリーフ。太陽が昇ると必ず風が吹いてくるので、朝一狙いでグラッシーな波を楽しめます。ベストシーズンは4~6月頃とのことですが、8月でも私たちには十分な波がありました。ローカルは最近サイズが小さい、といっていましたから、かえってベストシーズンだとハードかも
マラリア
事前情報では、マラリアが多いとのことだったので、一応、検疫所へ問い合わせたところ、「マラリアには予防接種がなく、内服薬での予防のみ。一言でマラリアといっても種類がたくさんあって、流行っているマラリアにあわせた薬を(インフルエンザみたいなものですね)旅行の前から飲み始め、旅行の後も数週間飲み続ける必要があるんです。副作用もあるし、短期間の滞在なら、どうかなぁ…蚊に刺されないようにしたほうがいいですよ。一応、処方してくれる病院を紹介しますね。」とのアドバイス。
結局、なにもせず行きました。乾季だったこともあり、蚊はほどんどいなかったし、部屋には蚊帳がついていたし、なんといっても昼は風がビュンビュンなので蚊も飛べない状態。ただ、日が沈んでから外に出るときだけ、BINTAN(インドネシアでポピュラーな虫除けローション)を塗りたくって外出してました。

スンバワ島~ポイント情報

レイキーピーク Lakey Peak

ホテル群の目の前にあるやぐらの前のポイント。ボトムはリーフで、パワフルでホレた波。レギュラー、グーフィーともにあるがグーフィーのほうがロングライドできます。風が吹く前の朝がgood。ロータイド時はワイプアウトすると危険です

レイキーパイプ Lakey Pipe

レイキーピークの左側にあるポイント。ボトムはリーフで、グリグリのチューブを巻く波。グーフィーオンリー。こちらも風が吹く前の朝がgood。

カブストーン Cobble Stone

ホテルからバイクで南に約5分のところにあるポイント。休憩用のやぐら以外なにもなし。目の前と左奥の2つのポイントがある。
目の前はレギュラーオンリーのファンウェーブ。左奥はグーフィーオンリーでグリグリでチュービーな波。ボトムはリーフで、ポイントの右側はリーフがバリバリに剥き出しになっているので干潮時は注意

ペリスコープ Periscope

ホテルからバイクで北に約15分のところにあるポイント。周りには何も施設はない。
レギュラーオンリーのパワフルでホレホレの波。ボトムはリーフ。

スンバワ島~1st Day

2008年8月23日(金)

朝荷物を整理して成田へ出発 いつもながらなんだかバタバタした出発だ。
11時発、GA881便でバリへ。約6時間のフライト。飛行機を降りた途端、懐かしいインドネシアの匂い 到着ビザ(7泊以上:25ドル)を買って入国審査…が長いッ 30分以上かかってやっと外に出たら、もう日は落ちかかっていた。

お迎えの車でさっそくクタへ 宿はフォーティーンローズ。安い割に清潔で、バスタブもあり、いい宿だった。
今日の夕食はナイトマーケット。ガイドブックにも載っている「ROMANO」の名物おにいさんはたかと同い年で、つい最近赤ちゃんが産まれたばかりだそう 雑談しながらビンタンビアとミゴレン、空心菜炒めなど。相変わらず美味かった~

帰りは街をブラブラしたけれどあちこちにスパがあって、随分ごぶさたな間に街の雰囲気が変わったような気がした。2002年のテロの影響かなぁ。

明日はいよいよスンバワ島へ出発。楽しみ~

スンバワ島~2nd Day

2008年8月24日(土)

朝ご飯を食べて空港へ出発。1時間前になってもカウンターが開かないので、おかしいなぁ。と思い、係のお姉さんに聞くと、フライトは14時だという チケットにはMZ622便12時と書いてあるのだけど…(後でわかったけれど、手配ツアー会社の確認不足だったらしい) かなり待ってようやくチェックイン。それでもまだ時間が余っていたので、マッサージを試してみた。30分50000Rp(約600円)。さすがインドネシア。安い (街中よりは当然高いです~)

ようやく乗ったのは小さいプロペラ機だった。小1時間のフライトでベモに到着。到着ロビーでガイドと合流し、駐車場へ。一緒にいた人が荷物を持ってくれたのだけれど、車には乗らないのでおかしいなぁ。と思っていたら、お金を要求された ガイドは1人で、もう一人はただのポーターだったのだ 先に言ってってば。仕方なくチップを払うはめに。
そうこうして、同じ宿に泊まるという日本人のカイトサーファーN氏も一緒に、宿へ向う 途中、細い山道を進む。車がボロいから揺れて疲れた 途中、ドンプという少し大きな町を過ぎ、海が見えたらもう宿は近い

やっと宿についたときには、もう日は沈みかけ…フライトが遅れたせいで、夕方のサーフィンは無理そう
チェックインして、さっそく波チェック ポイントは思っていたより遠く、サーファーが小さく見えた。サイズは頭くらいでさほど大きくなさそう 明日もそこそこのサイズだといいなぁ。

今回泊まるのはこのあたりでは高級なホテル、アマンガティ。暑いかなぁ、と思って蚊帳&クーラー付きの部屋にしました。部屋にはテレビ(モニター)もあり、なんと、表に出なくてもレイキーピークのコンディションが見れるというオマケつき。
ホテルのレストランで食事を済ませ、早めに寝る