ハワイ島~2nd Day

1999年7月15日(木)

朝起きて、さっそくダイニングへ。もうTomさんは起きて、朝食の支度をしていた。朝も、昨日の夜もそうだけど、すごくすずしい。長袖でもいいくらい。
朝食は、なんと、手作りのパンのホットサンド。カリカリしていて、とってもおいしかった。Tomさんは修道士だったらしく、お酒も飲まないし、肉も食べない。お料理はそのときに覚えたらしい。

今日は本当は、一日中サーフィンの予定だったんだけど、ケガをしてしまったので、予定を変えて、ショッピングに行くことにした。
街にはいくつかのショッピングセンターがあるので、順番に全部回ってみようということになった。
いろいろとまわってみたけれど、正直なところ、どれもイマイチ。なんだか不況みたいで、人も少ないし、店舗も入ってないし。
ショッピングセンターより、アリイ・ドライブ沿いの観光客相手のモールみたいなとこのほうが、にぎわっていた。
雰囲気は、マウイ島のラハイナをすこし、寂しくした感じ。

今日は、TomさんとRonさんが気をつかってくれて、夜、近所の日本人のご夫婦を招待して、Pupu(軽い食事)をふるまってくれる、ということで、早めに宿に戻った。
夕方、そのご夫婦(KenさんとChiekoさん)がいらした。2人とも、ここに15年住んでいて、家は手作りだそうだ。
みんなでラナイに出て、サンセットを見ながら、ここは素晴らしいね、と言い合った。だって、ほんとうに、目の前に、サンセットがみえるんだもん。
こんなとこ、他にないだろうし、初めて。

Tomさんたちは、もともとデンバーに住んでいたらしく、2年半前にやって、この宿は2年前から経営しているらしい。
Chiekoさんは、彼らを、とっても優しい人たちよ、と紹介してくれたけど、本当にそう思う。

ラナイから見るサンセットは、格別だった。日が沈むにつれて太陽の色、そして空の色がどんどんと変化していく。
雲があるせいか、レーザー光線のように海を照らしていた。
そして、太陽が沈むと、急に寒くなって、雲がさーっとなくなり、クッキリと星空が見える。東京では見ることの出来ない、満天の星空
流れ星も見ることができた。それも、たった1時間ほどの間に、3つも!
それから、風の音。風が吹いて、木々が揺れて、まるで雨が降っているように、ザアザアと音がする。そんな音をきいて星空を眺めていると、別世界にきてしまったかのようだ。
部屋に入ってPupuをとりながら少し話をする。ChiekoさんがTomさんの歌声がすばらしい、というと、Tomさんが、オペラ修行仕込みの美声でハワイアンソングを、ウクレレ片手に歌ってくれた。とっても、とっても、とっても感動した。生で聴くハワイアンソングは、また格別だ。

Chiekoさんたちが帰ったあと、他のお客さん(シカゴから引越してきた、30代半ばの男の人2人)と一緒に、今度は星空を見ながら、他愛もない話をした。
4人とも、とっても気さくな人で、ほとんど英語を話せないのに、いろいろと話しかけてきてくれて、とてもうれしかった。おかしかったのは、ホノルルの話。みんな口をそろえて、あそこは嫌いだ、ハワイじゃない、と言う。私も、そう思う。渋谷なんかとかわらないし、見渡す限り、日本人!だから、なんだか少しだけ、気がとがめてしまった。
きっと口には出して言わないけど、日本人のせいだと思っているんだろうなぁ。

ハワイ島~3rd Day

1999年7月16日(金)

今日の朝ご飯は、パンケーキとソーセージ。もちろん、手作りでおいしい!POLANIちゃんにソーセージを、少しだけあげる。とってもかしこくて、お手もするし、ダンス(2本足で立って、くるくると回る)までする!!!とってもかわいいワンちゃん。
最後の日、もう1泊することを決め、クーラーバックとガイドブックを借りて、いざ出発!

アリイドライブ沿いをケアラケクア湾に向かってすすむ。ケアラケクアは、シュノーケルというか、イルカウォッチングで有名なポイントだ。
オアフ島のハナウマ湾をイメージしていたんだけど、いざついてみると、ぜんぜん人もいなくて、さみしい感じ。とりあえず、チェック!と双眼鏡を片手にキャプテンクック記念碑の方を見ると、なんと、イルカらしき群れが見える。近くにはたくさんのボートが浮いている。きっとツアーのボートだ。
とにかく、イルカを見るべく、ボディボードとフィン、それからシュノーケルセットを持って意気込んで出発した。
が!!とにかく、遠い…。しかも、風が強くて魚もあまりいない上、岩場が湾の端の部分にしかないし、魚の種類も少ないみたい。水の透明度はとっても高いと思うんだけどなぁ…。
結局、イルカポイントまで行かず、途中でUターンして帰ってきてしまった。

そのまま、創業何百年という、アロハカフェへ行き、予定通りランチをとる。
最初、入口がどこだかわからなくて、迷った。アロハカフェは、映画館の中にあるから…
ここのハンバーガーは、オアフ島それから青山にもある、クアアイナと同じ位(それ以上かも)大きかった。味もおいしかった。
雰囲気もなかなかよくて、建物自体は古いんだけど、情緒がある感じ。それに、テラスの一番奥に座れたので、山と海を眺めながら最高のランチライムを過ごせた。

町中を少しぶらぶらして、泊まる予定のCedar Houseへ。
ここはずっと山の奥を入っていったところ、陽が沈んでいたら絶対見つけることはできないようなところにある。着くと、あるじのNikさんとDianaさんが庭のバナナの木のお手入れをしていた。明日の朝ご飯にきっと出るんだろう。。
ここの宿もとてもきれいで、まだ建って3年くらいしかたっていないそうだ。
陽が沈むとほぼ同時に、雨が降ってきて、やっぱり急に寒くなった。標高の高いところは、こんな気候なんだろうか。
昼間泳ぎ疲れたので、早く寝てしまった。

ハワイ島~4th Day

1999年7月17日(土)

朝起きて、さっそくダイニングへ行き、朝食。案の定、Dianaさんは、アメリカ人によくいる、話好きの人のようだ。ずーーーっと、ひとりで話しつづけていた。リアクションも大きいし。
朝食は、しぼりたてのオレンジジュース、コナコーヒー、パン、バナナ、パパイヤ、ライム。生ジュースがとってもおいしかった。それから、バナナ。庭になっているバナナらしいんだけど、甘酸っぱくって、とってもおいしかった。

宿を早めに出発して、コナコーヒー農園の見物に行く。マウナ・ロアでは、コーヒーを作る過程を知ることができ、テイスティングもできた。
Pu’ukala LodgeのRonさんがすすめてくれた、Bong Brothers(コーヒーショップ)は、残念ながら、お休みだった。

そして、プウホヌア国立歴史公園へ。今日は朝から日差しが強く、暑かった!!!上は水着のまま、公園を散歩したら、すっかり焼けてしまった。
公園は思ったよりも狭く、公園に入ってすぐ湾が見えて、そこでシュノーケリングしている人も何人かいた。

公園を出て、南下、サウスポイントへ向かう。「サウスポイントまで12マイル」の看板を右に曲がると、どんどん、周りに生えている植物が変わってくる。サバンナのようだった。あたり一面、枯れ木のような、おうど色。そして、風が強いせいで、みんな、一様に、西を向いている
しばらく細く、曲がった道をすすむけど、海は見えているのに、なかなかたどり着けない。やっとの思いで駐車場に着く。大変なのは、これから。ここから先は、四駆じゃないと、ダメなのだ。
駐車場に車を止めて、赤土の舗装されていない道をゆっくり南に下って行く。その先には、カウラナビーチ。小さいながら、透明度の高い、きれいなビーチだった。
そして、さらに海沿いを3マイルくらい歩くと、、、グリーンサンドビーチ。でも、とても行く気になれなくて、途中で引き返した。だって、日差し強いし、デコボコ道なんだもん。あれじゃ、途中で日射病になっちゃう。

そして、ボルケーノへ向かう。途中、よさ気なキャンプ場(ナマカニ・パイオ・キャンプ場)でランチをとる。日差しはとっても強いけど、風が冷たくて、芝生がきれいで、とても気持ちのいいランチタイムだった。
次に行ったのは、ボルケーノ・ワイナリー。おしゃれな店構えだったけれど、ワインの味は独特で、ぶどうのほかに、パッションフルーツなどを混ぜ合わせて作っているようだ。記念に、オーソドックスな白ワイン、コアの木のワインスタンドを買う。しめて34ドル。ちょっと高い…

今日は宿を決めていなかったので、早めにボルケーノビレッジで宿を探すことに。
「地球の歩き方」にでていたバックパッカー御用達の宿、Holo-Holo Innを探す。看板がでていないので、少し迷ったけれど、無事到着。宿泊客は私たちしかいないようだ。
ラッキーなことに、主の矢吹さんとも話をすることができた。彼は昼間は働いているので、毎日忙しい。いつも思うけど、海外に住んでいる日本の人って、すごく自分を持っていて、うらやましいなぁ。
日が沈んで、冷え込んできたので、はやめにベットに入ることにした。
すると!ペットの猫、ハルちゃんが、お布団に入ってきて、なんと、朝まで一緒に寝たのでした。

ハワイ島~5th Day

1999年7月18日(日)

運良く、朝も矢吹さんと会うことができた。新聞を持ってきて、JFK Jr.が飛行機事故で行方不明だという。世の中は大騒ぎのようだ。テレビなんか見てなかったから、おどろいた。
それから、飼っているワンちゃんを紹介してもらった。太郎とジョージィ。ジョージィは近所で飼われていた犬だという。本当は「花子」にしたかったと言っていた。やっぱり日本人なんだ。。。
太郎は、黒毛で、目がとってもクリクリしていて、かわいい。フリスビーが好きらしく、矢吹さんが「You Wanna play …」と話しかけると、目をじぃーっと見て、しっぽをうれしそうにふる。そして、「frisby?」。それはもう、大喜び。ジャンプしてあたりを駆けずり回って玄関のほうへうれしそうに走って行く。「早く!フリスビーしようよ」って言っているかのよう。
犬も、こんな自然に暮らせたら、幸せなんだろうな。日本に住んでいる犬がかわいそう。
Holo-Holo Innを出発し、すぐ近くのCommunity Centerで、毎週日曜日に開かれているという、Farmer’s Marketへ。キレイな蘭などの花々や、無農薬野菜、手作りのパンやジャム。記念に、おばあちゃんが売っていた、Volcano Strawberryのジャムを買った。どの瓶もサイズが違うのに、値段は一緒だった。アメリカらしい…

そして、ボルケーノ国立公園へ。まずはアートセンターで、芸術品というか、展示してある、絵や工芸品を見る。入口そばにあった、ロッキングチェアーがとっても丁寧なつくりで、気に入ったんだけど、なんと、5,000ドル。高い…

次は、ボルケーノ見学。ここでは、クレーターを間近で見ることができる。なんだか巨大な隕石が落ちて、大きな穴が開いているような、不思議な感じだ。
クレーターロードを海に向かって走って行くと、所々、一面が溶岩の場所がある。来る前は、公園全体が見渡す限りの溶岩、だと思っていたんだけど、実際には、所々にしかない。走っていると、突然溶岩ダラケになったり、緑が現れたり。
海に近づくと、溶岩が海に流れ込んで、水蒸気が上がっているのが見える。すさまじい量の水蒸気。圧巻される。もくもくと、竜巻のように、そして、雲と一体化している。

海沿いを少し走ると、今度はシーアーチのポイント、そしてその先にEnd of the road。さすがにここまで来ると、溶岩の量に圧倒される。ギリギリのところで、車を降りて、溶岩の上をトレイル。
小さな岩がゴロゴロ、というよりは、どでかい(?)平らな岩が、きれいに並んでいる感じで、思ったより歩きやすかった。
1時間くらい歩けば、噴火口近くまで行けるらしいけど、あまりに日差しが強く、風も強いので、記念撮影だけして、引き返してしまった。情けない。。。

今度は、閉鎖された道の反対側、カラパナへ向かう。途中、ラバツリーを見に、公園に寄る。ここは、コスタリカのようだ。高い木々、それにからまるツタ、そしてカラフルな植物・鳥…
そんな中に、忽然と、真っ黒な墓石のような、ラバツリーが不ぞろいに立っている。何とも奇妙。
溶岩の中でも、流れの速い、アアという種類の溶岩が流れ、木に接触したとき、木の表面についた溶岩は、木によって冷やされ固まり、木は燃えてしまうため、木の形をした、空洞の溶岩の塊ができるという。
実際に、ラバツリーの中を除くと、空洞だった。
ベンチがあったので、ここでランチをとったけれど、蚊が多くて、たくさん刺されてしまった(両足だけで20箇所!)。ここに行くときは、虫除けスプレーは持って行くべし

さらに海に向かって走ると、つきあたりがアイザック・ハレ・ビーチパーク。海には数人のサーファー。
ここでもサーフィンできそうだ。だけど、ローカル色が強そうだし、1mくらいしかビーチがなくて、そこからエントリーしている。結構キツそう。
それに、子供たち(多分)が、大きな音で音楽をかけて、大騒ぎしてるし、ヘンなかけ声はかけられるし、なんだかコワイ。
時間もないので、さっさと退散し、カラパナに行くのもあきらめ、ヒロに向かうことにした。

途中、マウナ・ロアのマカデミア・ナッツ農園に寄って、ナッツをテイスティングして、泊まる予定のOur Placaへ向かう。
19号沿いを走り、ヒロを少し過ぎたところで、サーファーがたくさん見えた。ここがポイントかもしれない、と思って細い道を海に向かって降りて行くと、ずらーっと車が並んでいる。
そして、その下は、小さな湾のようになっていて、あちこちで波がわれてて、サーフィンを楽しんでいる。
ここは、岩もあまり見えないし、流れもそんなになさそうだし、一番安全そうだ。
それに何と言っても、ポイントブレイクじゃないのがイイ!波数も多いし、ここなら、何とかなりそうだ。
明日、ここで入ることを決めて、泊まる予定のOur Placeを探して、ゆっくり休むことにした。

ハワイ島~6th Day

1999年7月19日(月)

朝からイヤ~な気分!!足が…蚊に刺されて…びどいことになってる!かゆくてかゆくてたまらない!きっと昨日の、ラバツリーの公園か、宿の前で荷物の整理している時だ!あー、ほんと、ヤな気分。
しかも、朝食が私の大嫌いなグラノーラ。なんか、鳥のエサみたいで、なんだか好きになれないんだなぁ。やっぱり安い宿には、それなりの理由がある、ということか。
でも、シャワーのお湯も温かくて勢いも強いし、何と言ってもサーフポイントに近い

朝、近くのPinkey’s Storeの横の道を入っていったところにも、ポイントがあると聞いてチェックすることにした。車でその道を行くと、突き当たってしまう。そこからは徒歩。ジャングルの中を歩いているような、緑深いところを川に沿って5分ほど、海に向かって下りて行く。
そこには、黒っぽい小石に緑の石が混ざった、小さなビーチがあった。サーフィンしている人も多少いたけれど、ホレホレで浅くて、とても危なそうだったので、記念に緑の石を拾って、昨日チェックした Honolii Beach Parkへ向かう。
今日はは月曜日だから、昨日よりすいているかと思ったけれど、ぜんぜん変わらない。みんな、何してるんだろ?
波だけチェックして、夕方入ることにし、先にHiroを散歩することにした。Hiroのダウンタウンは、思ったよりもさびれていて、観光客も少なく、驚いた。
ただ、昔ながらの懐かしい感じの建物がたくさんあって、古い映画のセットの中にいるような感じがした。
そして、何と言っても暑い!!暑くて死にそう!日差しも強いし、もうがまんならん。。。
ランチをペスカトーレという、老舗のイタリア料理屋でとり、Honoliiへ戻ってサーフィンすることにした。

ここのポイントは、ボトムは石(沖のほうは多分リーフ)だし、深いから、安全。
波は、頭半~ダブル。パワーもあって、テイクオフしやすい。そんなにホレていないし、のりやすかった。
何本かいい波にのれて、うれしかった。あんまりいいライディングはできなかったけど…。もう少し練習してくればよかった。
海にいた、日本人(ハーフ?)の男のコに話を聞くと、夏は頭半くらいで、サイズはあがらないらしい。
そのかわり、冬はすごく大きくて、海に入っているメンバーも総入替するらしい…よかった、夏に来て。

そして、街にお買い物へ。コナと違って、メインランドにあるような、大きなショッピングセンターがいくつもあった。
あまり時間がなかったので、一番大きなPrince Kuhiho Shopping Centerへ。私のだ~い好きな、ホットドッグ屋さん、Hot Dog on a stickを発見!いつもの、レモネードとホットドッグを買う。でも、揚げすぎていて、コゲててかなしかった…。
結局、ビーチサンダルとタンクトップを買っただけ。やっぱりワイキキと違って、ブランド物もないし。それが、ハワイ島なんだろうなぁ。

今回泊まっている、Our Placeは、キッチンが使えるので、スーパーで食材を買って、スパゲティを作って食べた。すると、外は大雨。昼間あんなに天気がよくて暑かったのに…。だから、まわりの木々が熱帯雨林のジャングルに生えてるような木なんだな。

ハワイ島~7th Day

1999年7月20日(火)

朝食をすませてさっそくHonolii Beach Parkへ。
相変わらず混んでたけど、迷っても仕方がないので着替えて入ることにした。
今日は昨日より波数は少ないけど、面がきれいで、サイズも頭半からダブルもあった。トロめでパワーがあるので、練習にはもってこいでとても楽しかった。ぜんぜん危なくないし。
数本、満足できるライディングができたし、日本ではなかなか味わえない、いい波に乗ることができただけでも、来た甲斐があったと思う。

今日はWaipio:ワイピオへ行く予定だったので、残念ながら午前中でサーフィンは切り上げた。
途中、スーパーでパンとチーズ、卵を買って、Laupahoehoe:ラウパホエホエでサンドイッチを作ってランチをとる。風も日差しも強くてゆったりとはできなかったのが残念だったけれど、だだっぴろい芝生と、波の音と、鳥の鳴き声が印象的だった。
それから、緑の中にポツンと生えている、赤い木。日差しが強いせいか、赤が赤らしく、鮮やかで、とってもキレイだった。

そして、Wimea:ワイメアの街を少し散歩したあと、Waipio:ワイピオへ。
残念ながら、曇っていてはっきりとWaipio Vallayを見ることはできなかった。
しかも、見ていたら、突然雨が降ってきて、まったく見えなくなっちゃった。明日は晴れて見えるといいな。

Waipio Vallayは思ったより小さかったけれど、海のブルーと崖のグリーンが妙にマッチしててこれが晴れてて空が真っ青で、太陽の光で緑がもっと鮮やかだったら、もっとキレイなんだろうな。

今日泊まるところは、Waipio Wayside。大通りに面しているんだけど、看板がすっごく小さくてぜんぜん目立たないので、迷いそうになる。早いうちに着いたから気づいたけど、夜だったら絶対に気付かないと思う。
このB&Bはとってもステキなところで、オーナーのJackyさんのこだわりを感じるインテリア、ほどよい明かり、豪華な生け花。
私たちが泊まったのは、Moon Room。一番安い部屋だったけど、こじんまりとしててかわいらしい部屋だった。
何度見まわしても、すてき。こんなお家に住めたら、毎日が楽しいだろうなぁ。
オーナーのJackyさんも、自慢のようで、ステキですね、と言ったら、私もそう思う、なんて誇らしげに言われてしまった。

ハワイ島~8th Day

1999年7月21日(水)

朝、目覚めたら、昨日の天気がウソのように晴れていて、日差しも強くなっていた。今日はワイピオバレーがよく見えそうだ。
朝のメニューは、ストロベリーパパイヤにアップルバナナ、ストロングコーヒー、シナモントーストにマカデミアナッツシロップ、クランベリー&パッションフルーツの生ジュース、それから、スクランブルエッグ。とてもゴージャス。もちろん、おいしかった。
おしゃれな家具に囲まれて、本当にステキな時間を過ごすことができた。さすがにここは人気のようで、他にも2組のお客さんが泊まっていた。ここはB&Bというより、プチホテルといったほうが合っていると思う。

宿を早めに出発し、ワイピオバレーへ。やっぱり、雲がかかっていて、ハッキリとは見えなかった。残念。
きっと雲ひとつない快晴の日なんて、1年に数えるくらいしかないんだろうなぁ。まぁ、昨日よりは見えたから、いいとしよう。

今度は、このワイピオの反対側、ポロルへ。
途中、ハヴィの街に寄り、Bamboo Shopに入る。なかなかステキな店。2階がギャラリーになっていて、その中で気に入った絵を見つけることができた。
今回、ハワイらしい絵があったら買おうとは思っていたんだけど、気に入った絵が2つあったので、どちらの絵にするか、かなり迷ってしまった。
お店の人に2つ買ったら安くしてくれるか聞いてみたけど、あまり商売っ気がないみたいで、税金の分だけね、といわれてしまって、結局26ドルで買うことにした。
ただのプリントだから、ボられた感じもするけど、ま、気に入ってしまったのだから、しょうがない!
そして、ポロルへ。ワイピオ側とは違って、ここはあまり崖が険しくなく、穏やかな感じがする。
ワイピオほどの迫力は感じられないけれど、横に小さな島があって、これもまた、いい感じ。
昨日の夜、部屋で作っておいたサンドイッチとジュースを持って、崖下までトレッキングすることにする。
大丈夫かなぁ。。。

下ること15分。途中、細くて、急で、岩と馬糞だらけだったけれど、どうにか下まで下りることができた。
高さがどれくらいあるのかはわからないけれど、上と下では、多分、気温は3℃は違うと思う。
休憩をしながらランチをとって、いざ、出発!
行きはよいよい、帰りは何とかで、帰りはつらかった!ゼイゼイ言いながら、20分かけてようやく到着。日ごろの運動不足を思い知らされた。これ以上のトレッキングはムリだぁ。
そして、山側のルートを使って、ワイメアへ。行きに通った海側のルートは、メキシコみたいに乾燥した感じで、木々もなく、砂漠っぽいのに、帰りの山側ルートは、たくさんの牛や馬が放牧されているような、草原
そして、海に近づくにつれて、サボテンだらけの、乾燥地帯になっていく。ハワイ島って、ドライブするだけでも楽しい。

ホノカアの街で、夕食の買い物をして、公衆電話で今日泊まる予定の宿、Mountain Medow Ranchへ電話をして、とりあえず、チープな英語でなんとか場所を聞く。
すぐに宿は見つかったものの、ゲートにカギがかかっていて、中に入ることができない。しかも、電子ロック。
そういえば、電話で5桁の数字を言っていたっけ。この暗証番号だったんだ。。。ほんと、チープな英語力で、情けない…
とりあえず、ゲートの隙間から私だけ入って、事情を説明して開けてもらえた。
Billさん、Gayさんに、何かあったの、と聞かれたけれど、番号を忘れちゃった、とごまかしてしまった。ハズカシイ。

ここでは、外に馬や牛、それから猫、ワイルドターキー、そして室内には大きな黒い犬が2匹。
馬をフェンス越しに見ていたら、Gayさんが一緒にフェンスの中に入ってくれた。
すると、さっきまで、見向きもしなった馬が、こちらに向かってゆっくり、歩いてきた。
「Nice to meet you !」といって頭をなでてやろうとしたら、ぶるるるる~と言って、なんと、私に鼻クソのような、黒い物体を飛ばしてきた。なんてヤツだ。でも、カワイイ目をしてるから、許してあげよう。
今度は、Gayさんがニンジンを持ってきてくれた。takaが、手のひらにニンジンをのせると、馬たちは、おいしそうに食べてくれていた。
それ以上に、takaは楽しそう。ちょっとうらやましかった。だって私はビデオ係だったから。明日、また遊べるといいな。

ハワイ島~9th Day

1999年7月22日(木)

朝起きたら雨が降っていた。雨、というより、濃霧。天気だったら馬とまた遊ぼうと思っていたんだけど、今日はムリそうだ。
昨日約束した時間どおり、Gayさんが朝食を持って降りてきた。
バナナブレッド、コーヒー、パイナップルとアップルバナナ。バナナブレッドが、とっても甘かった…
お願いして、2階のGayさん達のプライベートルームにおじゃまさせてもらってワンコにバイバイを言いに行った。
そして、Gayさんとの別れ。とっても親切にしてくれたから、すこし寂しかった。
今度はもうすこしゆっくり過ごしたいなぁ。ほんと、また来たいと思う。

宿を出て、パーカーランチビジターセンターと、ヒストリカルホームへ。共通のチケットでひとり10ドルは高すぎる…。ビジターセンターのフィルムは英語で何言ってるんだかよくわからないし(あたりまえ!?)、それに、ヒストリカルホームは写真撮影禁止だし。
映画にでもでてきそうな、豪華なおうちに、豪華な品々。でも、せっかくキレイな品々がいっぱいあるステキな家なのに、写真を撮れないなんて…残念。

そのまま、Kohara Coastに向かってドライブし、Waikoloa Beach Resortでランチをとる。ここは、山側を見ると溶岩、海側の一部分が開発されて、リゾートになっている、なんだか不思議な場所。シュノーケルできるようだったけど、風が強かったのでやめて、Konaまで戻ることにした。
190号沿いをドライブし、Konaを通ったとき、やっと、ハワイ1周達成!なんだか長いようで、短かったなぁと振りかえる。
そのまま、Konaを通りすぎ、前に立ち寄った時閉まっていた Bong Brother Coffee Shopへ。今日はさすがに平日なので、開いていた。よかった!!!
RonさんおすすめのLAVA JAVAという名前のコーヒー豆を買う。おいしいといいな。

Honokaaの街はずれにあるKimura Lauhara Shopでコースターと、おみやげを買った。本当はランチョンマットが欲しかったけど、12ドルもするので、あきらめた。手作りだから、高いらしい…

今日は泊まるところが決まっていないので、Honokaaまで戻ったけれど、安くていいところがなかったから、Kailua Konaで探すことにした。
海沿いのKona Tiki Hotelで値段交渉し、キッチンつきの部屋をおまけしてもらって、税込 63ドルにしてくれた。ラッキー!
部屋は本当のオーシャンフロントで、波の音がうるさいくらい。
ひとやすみして、サーフポイントのチェックをしたあと、本屋さんへ行った。
いよいよ、明日が最後の日。何をしようかなぁ。。。

ハワイ島~10th Day

1999年7月23日(金)

朝起きて、波の音が聞こえるのは最高。うるさくて眠れないかと思ったけど、子守唄のように感じられ、ぐっすりと眠ることができた。
それから、ここはホテルだけど、プールサイドで、コーヒー、ジュース、パン、フルーツをビュッフェ形式で軽い朝食をとることもできる。
部屋でひとやすみして、さっそく出発。
まずはサーフポイントのチェック。今日は風が強くて波も小さく(といっても腰~胸だけど)、あまりよくなさそう。だから入るのをやめて、お散歩することにした。
まずは、Farmer’s Market。なかなか安い。真ん中の広場でハワイアンソングの生演奏とフラダンスの生ダンス(?)ショーをやっていた。
フラダンスをしていたおばあちゃんは、Puukala LodgeのLonさんに見せてもらった写真に写っていた、フラダンスの先生によく似ていた。
多分、同じおばあちゃんだろう。
店もいっぱい出ていて、その中に、昨日買いそびれた、ランチョンマットが4ドルで売っていた。安い!ま、手作りじゃないから、ね。

それから、Kona Coast Shopping Centerでおみやげとバスマット、インテリア品を買う。
インテリアを見ていると、takaが車のカギをなくしたと騒ぎ始めた。もしかして、インロック?また最後にきて、トラブルだ!!!
まだ探すのか、それともハーツに連絡するのか、30分ほど半ばケンカ状態。運よく(?)、落し物として、買い物をしていたKTA Storeの遺失物センターにあった。よかった。よかった。

そして、Puukala Lodgeへ。今日はAloha Roomと聞いていたのに、1階のスイートに泊まる予定の親戚が、足が悪くて、急遽部屋を変更したらしく、変わりに私たちがスイートに泊まることになった。またまたラッキー。(ここは、オーナーたちの部屋、リビング、玄関ともに2階にある)
この部屋もまた、格別。Lanaiはないものの、広いリビング、かわいいインテリア、、、キッチンもあるし、2人では、広すぎるくらい。

夕方には、最後のサンセットを見に2階へ。今日は雲が多い。雲をはさんで上がまっ青な空、下は夕日の光を受けたオレンジ、という不思議な空。雲から少し夕日が覗いた時、夕日の色がとても濃くて、まるで溶け出した溶岩のように見えた。もうこんなサンセットが見れないと思うとさみしい…。

ハワイ島~11th Day

1999年7月24日(土)

とうとう、最後の日。朝早い便にもかかわらず、Ronさんたちは朝ご飯を作ってくれた。
ほんとうに、やさしい人たちだ。
記念に、ヤシの木の皮で作った、Ronさん手作りのエンジェルドールを買って帰った。
いろんな人と、触れ合えた、楽しい旅だった。