一時帰還

各地で余震が続くなか建築工事は進んでいる。
昨日は、軒と外壁を塞ぐ面戸板や
垂木を固定するシンプソン金具の取りつけ。
今日は、野地板と屋根材(ガルバリウム)が運ばれてきた。
18.2メートル×7.2メートルを覆う屋根材は結構な量だ。
ユニックを使って順番に仮置きしていく。
我が家に来るまでの道のりは、舗装はされているものの
一本道で車のすれ違いができない。
敷地内でUターンできるのは2tトラックが限界で
それ以上は、Uターン出来る場所までバックで戻ることになる。
運んでくれたドライバーには申し訳ないが仕方がない。
所用があり今夜東京に戻ることにした。
昼間の渋滞を避けるため夕食のキャベツ鍋を
食べてから出発した。
残り少ないガソリンで帰れるか心配だったが、
運よくいつも入れるGSがオープンしていた。
1時間くらい並んだが正解だった。
結局、東京まで給油できるGSはそこ1件だった。

念のため・・・

久々に東京に3日間滞在した。
一番の目的は車検をとおすことだったが、
節電のため整備工場が閉まっていたり、
営業時間が短縮されていたりで諦めた。
今月中に間に合うか心配になったが、
4/10までの猶予があることを知ってほっとした。
都心では地震による直接の被害はほとんどないが、
食料品やガソリンが不足しているのは実感できる。
多くの人が「念のために・・・」で行動すれば
どうなるか分かっていてもそうしてしまう。
先行きが不安の時、つい周囲と同じ行動を取ってしまう。
みんなと同じ行動していれば安心、安全だという
集団心理なのだろうか?
本当に必要な場所と人たちに物資が一刻も早く届くよう
今一度、考え直さなければならない。
それにしても納豆だけは本当にどこにもない。
なぜだろう?

再び大谷木‎へ

放射線漏れの問題が気になるが、
ピークが過ぎ、最悪の事態は間逃れそうなので
大谷木‎に戻ることにした。
4日ぶりの我が家は野地板が張られていた。
余震や強い北風のなか作業してもらっている職人さんには感謝!
高さ5メートルの梯子を登って屋根(野地板)の上にあがってみた。
19メートル×9メートルの屋根上は驚くほど広かった。
片流れといってもこう配が緩いため、
キャッチボールやちょっとした運動ができそうな程だ。
寝ころんで周囲を見渡してみた。
裏山からは鶯の鳴き声が聞こえてくる。
遮るものが少なく気持ち良かった。
日当たりも良く昼寝したら最高だろうな。
夕方、納入するサッシについて業者の方と打合せ。
屋根工事が終わるといよいよバトンタッチだ。
最初の作業がサッシを入れることになる。
うまくいくかな~?

木道つくり

外溝作業をできる時間が少なくなってきた。
残すとこ10メートル位になった法面の木道つくりに精を出す。
木道つくりは裏山に入り、木を倒すところから始まる。
鉈をつかって枝打ちし、運べるサイズに玉切りする。
山頂付近から麓に木材を運ぶというか、順番に落とすに近い。
家の裏側につくった木材置き場で更に細かく玉切りする。
70センチの丸太になったら、真っ二つ(半円)にする。
以上が材料つくりの工程。
出来あがった材料を一輪車で運ぶ。
作り上げた土台の上に並べコーススレッドで固定していく。
土台は前後の高低差を考え4本の杭の上に丸太をのせていく。
慣れたとはいえ結構大変なのだ。

フレッツ開通!

降り続いた雨が今朝ようやくあがった。
丸二日、ログハウスのなかで引きこもり状態だ。
どんより曇って寒い日が続くと暗い気分になる。
外での作業ができないので
しかたなく読書やDVD鑑賞をして過ごした。
体を休めるには丁度よかったが・・・さすがに飽きた。
今日は予定とおり、電話工事が行われた。
水、電気がとおった時には便利になったと喜んだが、
ついにフレッツ光が開通したのだ!
隔離?された田舎でも世界の情報を入手できるようになった。
調べごとや物資の調達をネットで
出来るようになったのは何よりもありがたい。
でも、便利を求めて電化製品が増えては
ここに来た甲斐がない。
可能な限りシンプルに生活しなければ・・・
建築工事は本日ルーフィング張り。
これで雨が降っても屋内が濡れることがなくなる。

停電

間伐材でつくった田んぼ沿いの木道が30メートルまで伸びた。
今日は丸一日かけて土台の上にのった半円形の丸太をクギで固定した。
最初は樹皮を剥がしてからと思ったが、
固定していない丸太の上は不安定で、
何度もズッコケそうになっている。
樹皮を剥かないと腐食するのが早くなるが、
傷んだ丸太から交換することにしよう。
午前中、仮置きした屋根材を屋根上にのせる作業。
長さ9メートル、幅40センチのガルバリウム材を
ロープを使い3人掛かりで運び上げた。
夜6時過ぎに突然停電になった。
対象地区にはなっていたが前回は除外されたため
今回もそう思っていた矢先だった。
国内で停電に直面するのは何十年ぶりだろうか?
不謹慎なことだが、子供のころ停電になって
怖いというより、ワクワクしたことを思い出した。
蝋燭やランタンで過ごす静かな夜。
たまにはいいと思う。
我が家から10キロ離れた街の明かりが消え、
いつもより星が綺麗に見えた。

スッキリポール風?

我が家は敷地内の地上電線を極力減らすため、
仮設ポールまで以外は埋設して見映えをよくした。
先日、設置した電話線(光ケーブル)も一緒に
まとめてスッキリポール風?にしてみた。
以前、つくった支柱台をハンマードリルではつり、
電話線を埋めてからモルタルを流し込んだ。
本当ならポール内にすべて収納したいところだが、
保護管が太くそれはできなかった。
建築工事は屋根材が固定され、
薪ストーブの煙突口も開いた。
板金屋さんが雨じまいの水切り金具を取り付けている。
さすがプロの仕事。綺麗に仕上げられている。
経験するとわかるが水切り金具の加工は、
素人には難しいのだ。

Are You Ready?

建築施工会社に依頼している
躯体工事が間もなく終わろうとしている。
引き渡し後は、基本ひとりでの作業となる。
準備万端と言いたいところだが・・・の訳がない。
作業手順、資材の調達、一番大事な技術。
すべて不十分だ~!
考えていても始まらない。
やるしかないのだ!!
朝から必要資材をネットで調査していたら
建築資材全般を扱う良さげな業者を見っけた。
大手メーカーの資材がホームセンターより安い。
今後、頻繁に利用することになりそう。
今日の作業は、梁周囲のコーキングのみ。
トホホ・・・

獣の住処発見!

以前、裏山で獣道を見つけたが、
みず道では?との意見もあり、確証することができなかった。
しかしながら本日、真相が明らかになった。
早朝、山桜の様子を見に裏山の最奥部までトレッキングしていたら、
所々、明らかに人間が踏み固めた道とは違う道筋があるのを発見。
やはり、獣道だったのかと若干興奮した。
ここまでの道のりは、かなり昔、まだ山の恩恵を受けて
生活をしていた時代以降は歩く人はいないのだ。
しばらくして枯れて倒れた木の横に不自然に盛りあがり、
土で固められたような大きな穴(直径50センチくらい)を発見!
タヌキやハクビシンなどの巣ではない。
間違いなくイノシシの巣穴だ!
恐る恐る中を覗き込んでみると・・・留守だった。
近くには人間の大人並みの巨大なウンチがとぐろを巻いていた。
※間違っても犬のウンチじゃないからね。
同時にちょっと怖くなった。
もしかしたら僕が入ってくるのを察知して
巣から離れ、周囲から監視しているかもしれない。
一体何キロのイノシシなのだろうか?
昼前、いきなりすごい雷が鳴った。
えっ!と思って空を見上げると晴れて太陽が出ている。
職人さんと顔を見合わせて「今の雷だよね?」と確認した。
ちょっとして雷雲が現れたと思ったら、
大粒の雹(ひょう)が降ってきて驚いた。
30分後にはまた晴れ間が出る不思議な天気だ。
そういえば先日起きたの巨大地震の時も不気味な天気だった。
関東大震災の時もそうだったらしい。
嫌な予感がしたが何もなくほっとした。
今日は職人さんのご指導のもと南側のサッシを取り付けた。
我が家、初めてのサッシで記念すべき第1号だ。ちょっと大袈裟か?
さすが米国製と思えるほど簡単な取り付け方だった。
少々値は張るが木製の枠がいい感じだ。