2011年を迎えて

慌しい雑務?を終えてクリスマスから
マレーシアとベトナムを旅してきた。
正月に海外旅行と言うと世間では何て優雅なと
思われがちだが、決してそんなことはないのだ。
マイレージシステムを使えば基本的に
通年同じマイル数で航空券を入手できるので
年末のバカ高い航空運賃が掛らない。
宿泊場所も格安のゲストハウスを利用することで
国内のちょっとした温泉旅行より安く済ませることができる。
物価の安い両国は食事代も日本の3分の1から5分の1程度。
特にベトナムは今まで旅してきた18カ国のなかで最も安かった。
ビール1本の値段が安食堂で40円、レストランでも90円前後!
たらふく食べて、飲んでも一人500円程度(高級店で)だった。
味の方も日本人の味覚にあうものが多く、
ライスペーパーのなかにハーブ系野菜、肉、
シーフードなどを包み込んだもの、米粉で作ったフォーなど
ヘルシーでありながら、しっかり食べごたえがあり非常に美味しかった。
旅先で食事が合わないと他のものがいくら良くても
バットイメージが残ってしまう。
やはりアジア諸国は共通した感性、
味覚があり安心して旅ができるのがいい。
もちろん例外もあるけど・・・
欧米で感じる差別観がないのもいい。
マレーシアのゲストハウスは海沿いにあった。
シャトー(宿泊小屋)の前に手入れの行き届いた
素晴らしい庭園が広がり南国ならではの美しい花々が咲き、
様々な鳥のさえずりが絶えず聞こえいる。
水辺に近いため蚊には悩まされたが、
ハスの花が咲く池は、天国を想像させるものがあった。
夜になると近所を流れる川に蛍が出没し、
場所によってはクリスマスツリーのように輝いていた。
これだけ多くの蛍を見るのはもちろん生まれて初めてだ。
ベトナムは以前から行きたいと思っていた場所のひとつだった。
しかしながら期待が大きいと裏切られることが多いのが現実だ。
わずか6日間の日程なのでほんの一面しか見ていないが、
想像してた以上に開発が進んでいた。
海沿いは外資系の大型リゾートホテルが連なり、
街中は高層ビルの建設ラッシュだ。
夥しい数のバイクと車で道路は常に渋滞し、
光化学スモッグによって大気が汚染されているのが分かる。
10数年前に中国・上海を訪れた時に同じことを感じた。
観光客の多い市場には強引な客引き達があふれ、
様々な外国語を駆使しながら土産品を売りつけようと必死だ。
彼らにも生活が掛っているのは十分理解できるが、
素朴な商人とはあまりにもかけ離れている光景だった。
利益優先の行為がいかにマイナスイメージを
与えるかを彼らは理解していないようだ。
途上国に訪れるといつも感じることがある。
国が豊かになるためには外資を増やさざるを得ない。
しかし、それにより失われることは計り知れない。
豊かになることは決して悪いことではないが、
豊かさを求めることにより人間自体を変えてしまうことが少なくない。
そもそも「豊か」ってなんだろう?
そんなことをだいぶ前から考えるようになった。
辞書によると必要なものが十分満たされ、
ゆとりがある状態を「豊か」というそうだ。
では、人間にとって必要なもの、ゆとりって何だろう?
十人十色、千差万別であることは言うまでもない。
僕は必要なものを最小限に抑え、心のゆとりを求めていきたい。

寒っ~!

今朝の気温はマイナス4度で家の前にある池が凍っていた。
地表は雪が降ったように霜で真っ白、
年末まで紅葉していたもみじは枯れ果て、
雑草が生えていた田んぼは薄茶色に染まっていた。
完全に真冬モードって感じだ。
とにかく南国帰りには堪える寒さだ~!
温い真冬用の寝袋から出るのが辛かったが
寝てるわけにはいかず気合いを入れた。

年末から始めた田んぼの脇を歩く木道つくりを再開。
間伐した杉を70センチで切り、半分に割りそれを並べていく。
歯を変えたチェンソーが非常に調子いい。
ログハウスから田んぼに降りる階段から
木道までの間を掘削した土で土留めしたことで
傾斜40度の法面も安全に下ることが出来るようになった。
母屋の工事は本日から仕事始め。
年末までがんばって頂いたお陰で
基礎コンクリの立ち上げまで完成していた。
年末に流し込んだコンクリートも正月休みの間に
しっかり固まり十分の強度が出ているようだ。
今日は基礎コンクリを固定する型枠の取外し作業。
地表から60センチの基礎高は思った以上に高く感じた。

配管工事1.

午前中ログハウス前の南側を土留めした。
ログハウスの下は砕石を敷いているので問題ないが、
法面は山砂を盛っているだけのため、
ほっておくと雨風によって少しずつ崩れてしまう。
早いうちに作業出来てよかった。
午後は裏山の竹伐採。
急斜面に張り付くように作業した。
冬場に入り枯れている竹が多くなり、
手ノコで切りやすくなったのが救いだ。
今日から給排水工事が始まった。
基礎周りの岩盤を振動ドリルで掘削。
思ったより固く苦労している様子だった。

法面の土留め

夏前に敷き詰めた砂利が畑や田んぼに
落ちて気になっていた。
砂利がこぼれ落ちるのを防ぐため
入口から広場まで法面を土留した。
駐車場に向かう車道でもあるため
安全な道幅を確保できた。

配管工事2.

今朝の気温はマイナス6度。
水栓の蛇口が凍っていて水が出ない。
凍結対策を考えなくては、
固まった基礎コンクリの上に25ミリ程度の
調整用コンクリを流し込み、最後の水平出しをする。
コンクリートを使用する作業はこれで完了。
今後は木を中心とした建築資材を使用することになる。
配管工事は基礎周りに600ミリ程度掘削した穴に
排水用の75ミリ管と給水用チューブを埋設。
室内の配管もほぼ完了した。

足場組み作業

朝から体の節々が痛く、だるい。
久々に風邪をひいたようだ。
昼過ぎには悪寒がして熱も出始めた。
南国帰りには厳しい寒さが続いているからだろう。
作業を中止して部屋で休養することにした。

今朝から母屋の足場組みが始まった。
手際良く基礎の周りを囲むように出来上がっていく。
配管工事はログハウス横を掘削して排水パイプを埋設した。
排水溝に向かう法面は重機が使えないため
手掘りだった。給排水工事費用が高いのが理解できる。

浄化槽埋設

母屋とログハウスの間に浄化槽を入れる。
7人槽のタンクが想像していた以上に大きく驚いた。
そのタンクを埋設するのだから掘る穴を当然大きい。
深さは1800ミリ以上で人間がすっぽり埋まってしまう。
最近の浄化槽は性能がよくなったことで
汚水の臭いはほとんどせず、無色に近いそうだ。
排水溝はお隣さんの前を通るため
生活排水による問題を起こしたくない。

太陽光パネル現場調査

昨夜から太陽光パネルの施工をお願いしている
知り合いが来てくれている。
朝から現場調査を開始。
電気の仮設ポールから家屋の距離があるため
引き込み電線の合計が100メートル位で
それだけでも結構な費用だ。
問題の太陽光パネルは法面に12枚、
ログハウスの屋根に6枚ぎりぎりのりそうなので一安心。
架台は既製品ではなくフレームだけをつくってもらい
基礎、組立は自分でやる予定。
トータル費用が気になるところだ。
午前中、母屋西側の外壁とログハウス横に
外部水栓を取り付けるための工事が完了。
基礎コンクリートの立ち上げにのせる
90ミリの角材、2×6材が大量に搬入された。

基礎台つくり

今朝の気温はマイナス10度だった。
山に囲まれているとはいえ、
これだけ冷え込むとは思ってもいなかった。
まるでスキー場にいるような寒さだ。
近くの池に小石を投げると、
厚みのある氷の音がし、堅い氷面を転がっていく。
全面凍結していた。
毎年、冬場はこんな状態なのか・・・
お隣さんに聞いてみると例年より寒いようだ。

工事の方は、すでに立ち上がっている
アンカーボルトの上に保護シートを敷き、
90ミリの角材にボルトが入る穴を
等間隔にあけナットで固定していく。
3人でほぼ一日掛った。
僕は木道の材料となる杉の伐採作業。
虫に食われていたり、病気の木、変形している木など
何かしら問題のある木を選択しながら倒木していく。
急斜面にそそり立つ木が大半で危険な場所だ。
倒した木はその場で枝打ちし、ある程度の長さで玉切りする。
下りとはいえ、直径30センチを超える丸太を
引きずり下ろすのはそれなりに重労働だ。
今日はチェンソーワークの一日だった。

大引き

2011年日本で初サーフィン。
元旦、2日ベトナムでサーフして以来だ。
海水が冷たくなったとは聞いていたがその通りだった。
前回、九十九里で入ったのは12月初旬で
まだノーブーツでも余裕だったことを記憶している。
晴れているしグローブを着けていない人もいたので甘くみてしまった。
入水直後にグローブを着用しなかったことを後悔した。
波は小ぶりながら面ツルでそこそこ楽しめた。

帰宅後、カミさんと二人で法面の補修作業。
打ち込んだ杭が短すぎたようで
土留めの位置がずれてしまったのだ。
掘り起こしてから砕石を追加し位置を修正した。
母屋の工事は残りの基礎台と
束柱を立て基礎台間を結び大引きを入れた。