昨日から両親が泊まりにきている。
今回は、2回目の梁塗装と雨樋の取り付けを手伝ってもらった。
梁の塗装は2台あるローリングタワーの
上に長板で橋を掛けて作業する。
不安定な足場でバランスをとりながら
頭上の梁を塗っていく。
首、背中に負担が掛り、結構つらい作業だ。
我家の雨樋は屋根形状が片流れのため、
南側(低い方)に取り付ける。
屋根面積170平米に降る雨量は半端ではないのだ。
雨樋がない状態で強い雨が降ると、
南側の軒天から滝のように雨水が降ってくる。
それによって4メートル下の地面が削れ、
浸食してしまうので合板を敷いていた。
住宅用としては大容量の製品があるP社の雨樋を購入した。
縦樋はメーカーの計算式では4本使用となったが、
見栄えを考えると極力減らしたい。
結局、縦樋は軒樋に水勾配をつけることで3本にした。
若干、キャパオーバーだが仕方がない。
ゲリラ豪雨の際は雨があふれてしまうかも?
取り付けは1000分の2勾配で墨だし、継ぎ目、
落とし口の位置も重要で思っていたより難しかった。
吊具はセメント製の鼻隠しに下穴をあけてから
取り付けるが釘の数が多く参った。
ただこのポリカーボネート製の吊具は素晴らしい設計だ。
デザイン、強度、作業性ともに抜群。
海外では絶対につくれない製品品質だと思った。
苦労の末、ようやく軒樋の取り付けが完了。
熱い中、75歳の親父に手伝ってもらい助かった。
月別: 2011年8月
軒天下地
軒天の下地にケイカルボードを張り始めた。
ケイカルボードは防火性、耐候性が優れていることから
軒天材として使用されることが多い。ただし重い!
普通は規定サイズの材料を張りつないでいくだけだが、
我が家は910ミリピッチで梁があるため、
梁の間にはめ込むように張っていくことになる。
場所によっては釘を打つ場所がないため、
垂木の間に桟を入れなければいけない。
梁のピッチも微妙に異なり1枚ごとに計測してカット。
下準備だけで汗だくになった。
途中、釘打ち機が壊れてしまったこともあり
本日は4枚のみ。とほほ・・・
天井下地
ここ数日、軒天と天井張り作業を交互に進めている。
と言ってもぜんぜん進んでな~い。
幸か不幸か、アウトレット価格で大量に仕入れた、
米国製レッドシダーの羽目板。
香りがよく、見た目も美しいが施工がとにかく大変。
まず直張りができないので下地材(合板5ミリ)を張る。
その前準備として垂木の間に桟を入れるのだが
この作業が結構面倒なのだ。
天井にある梁が何かと意地悪?をするのだ。
まるで試練を与えられてるように・・・
釘打ち機がすんなり入る場所はわずかで
大半はインパクトドライバーのビットを長くしたり、
短くしながら木ねじの斜め打ちで固定していく。
下地を張ったら、90ミリ×910ミリの羽目板を
木工ボンドを塗ってから、仕上げ釘あるいはタッカーで
1枚づつ固定していく。
かなり根気のいる作業だ。
多分、今後の工程で一番時間の掛る作業だろう。
気温35度を超える猛暑。
天井付近は灼熱状態だ。
考えていても始まらない。
ひたすら続けるしかないでしょ。
完成するのに何日掛るんだろうか。ふぅ~
尺とり虫購入
天井張り作業では垂木間や梁間の内寸を測ることが多い。
普通のメジャー(巻き尺)では正確に測れないので困っていた。
ネットで探したら大手2社で似たような内寸計測器を発見。
両社とも3段式になっており、長さも様々ある。
用途を考え、TAJIMAの商品名”尺とり虫”を購入してみた。
実際使ってみると、長さに応じて伸縮させながら
内寸を正確に計測できる。なかなか便利。
今後、しばらくは必需品になりそう。
夏休み
世間では今週末から夏休み。
ラジオから高速の渋滞情報がしきりに流れている。
行楽地は人で一杯なんだろうな~
会社勤めをしていた頃は繁忙期のお盆を避け、
8月後半から9月に夏期休暇を取っていた。
20代から一昨年までほとんど欠かすことなく
海外に出かけていた。
アジア、オセアニア、北米、欧州、アフリカ・・・
波乗りが目的だったので海に面した国が大半だった。
空港で車を借り、波を求めて移動するスタイルが好きで、
1日に300マイル(約500キロ)以上走行する日もあった。
海沿い、草原、森、荒野のなかにある
直線道路をひたすら走り続ける。
陽が傾き始めると安宿(時にはキャンプ場)を探し、
渇ききった喉に冷たいビールを流し込む。
観光地でもない、静かな場所でまったりする。
そんな時間が好きだった。
30代後半からは海外で車を運転することが
面倒になり滞在型が多くなったが、
ほんとうに来て良かったと感じるのは、
意外と一瞬だと思う。
その一瞬を求めて旅は終わらない・・・
郷愁
お盆休みを利用してかみさんの両親が遊びにきてくれた。
今回、お父さんは初めての訪問。
里山風景を見て故郷を思い出したようだ。
苦労は多かったが家族で協力しながら過ごした少年時代。
物資は少ないが自給自足で生活ができた。
現代では失われた古き良き時代なのかもしれない。
夕暮れ時、稲田を見渡せるデッキで寛いでいた。
近づくと「いい場所だね~」の一言。
ロケーションを気に入ってもらい良かった。
幼少時代、田舎で過ごした経験のある方は、
我家に来れば懐かしい思い出が蘇るはずだ。
暑い中、木枠の塗装、天井下地張りを手伝ってもらった。
涼しくなったらまた来てください。
ありがとうございました。
回廊の天井
貴重な夏休みの合間に友人達が手伝いに来てくれた。
うだるような暑さのなか、汗だくになりながらの作業。
今回は回廊部分の天井下地張りをお願いした。
屋根はあるが屋外のため防水性の高い
ケイカルボードを下地材にした。
幅2.2メートル、奥行き9メートルの回廊。
面積はさほど大きくないが、梁が2本入っている。
下地材を固定する桟を所々垂木間に入れなければならない。
これが狭い場所なのでひと苦労。
ボードのカット組み、桟入れ、ボード張り組みの
二手に分かれて作業したが2日間で完成できず。
悔しい~!
変な天気
昼間の気温が35度前後の猛暑日が続いている。
さすがに日が沈むと外気は涼しくなるが、
温められたログハウスの中は低温サウナ状態!
毎日、疲労困憊で寝てしまうが、
夜中に暑さで目を覚ますことが多い。
今朝も薄日が差し、午前9時には31度を超えていた。
予報では午後から時々雨で気温も下がるとか、
本当かな?と思っていたら、
11時過ぎに雨雲が出てきた。
風向きが北に変わった途端に急変。
わずか1時間で6度も気温が下がった。
昨日との温度差は10度以上!
信じられない天候だ。
前線の影響らしいが不気味だな~
体に悪いでしょ。この温度差は、
小屋裏換気
週末、小屋裏(屋根と天井の空間)を換気するのため、
面戸板(垂木間を塞ぐ板)に穴をあける作業を始めた。
140ミリ×415ミリ、厚さ40ミリの
2バイ材に直径65ミリの穴を4個の穴をあける。
その数は全部で70枚(穴数280個)!!
20~30ミリ程度の小口径ならまだしも、
50ミリ以上の大口径の穴を多数あけるは大変なのだ!
最初は一番安価な木工用ホールソーで試したが
1個の穴をあけるのに数分かかり、
刃もすぐに駄目になってしまった。
次に穴あけの定番電動ドリル。
20ミリ位の小口径なら簡単にあくので
穴の数を増やしてみたが結局時間がかかりNG。
最終的には先日購入した自由錐の刃を
厚板用の刃に取りかえ、
両面から穴をあけると早いことが分かった。
狭い場所は地道にドリルを使用。
2日間で半分くらい出来ただろうか?
この作業が終わらないことには
天井や軒天が張れないのだ。
来週からまた暑くなるみたいなので
早めに終わらせたい。
穴あけ完了
4日間で直径65ミリの穴を280個あけた。
材料を床に置き、真上から体重をかけて
穴をあけるならさほど苦労はしない。
目線以上に高い場所や力を入れられないような
狭い場所での作業は想像以上に辛かった。
天井近くの作業は暑さとの戦いだ。
滴る汗でTシャツはびしょ濡れになる。
しかも断熱材のグラスウールが皮膚にチクチク。
不快度100%以上だったが、
北側の面戸板に穴があくと、
山からの涼風がスッーと入ってきた。
新鮮な空気を吸いこむと生き返る思いがした。
いつかやらなければと思っていた
面倒な作業がようやく完了した。