2×12

ツーバイ材に2×12(38ミリ×280ミリ)なんていう
大きなサイズがあることは家を建てるまで知らなかった。
2×4から2×10まではホームセンターで販売されているが、
2×12は建築関係者以外は目にすることはまずないだろう。
普通の枠組壁工法(ツーバイ工法)でも滅多に使わない。
というか特に理由がない限り使う必要がない。
我が家の躯体では南側壁の一部で使用した。
広い間口(4800ミリ)があり、途中に間柱を
入れることができない部分に2×12を入れて強度を出した。
今回、必要になったのは階段の踏み板で使用するため。
2×6を重ね張りしてもよかったが見た目と
強度を考え2×12に決定した。
入手は躯体工事をお願いしたKさんに
木材問屋を紹介してもらった。
長さは18フィート(5480ミリ)!この長さにも驚いた。
車で引き取りに行ったが車の全長より600ミリも長いのだ。
ルーフキャリャアがあってよかった。
もともと防腐剤は注入されていないので
しっかり塗装してから張りつけだ。

ゲストルーム入口

ちょっと前に靴箱の上を飾り棚風?にして
家の周りで採った野草を飾っていたのだが、
ドアに囲まれた暗い場所なので今ひとつ引き立たない。
上からダウンライトで照らしてみることにした。
床や壁の工事はすべて終わっているので
照明を取り付けたい場所までの配線は
ちょっと大変だがその気になれば出来ないことはない。
簡単に言えば床下に潜り込み100ボルトラインを
分配してスイッチと照明を取り付ける。
点灯してみると思った通りいい感じだ。
一輪ざし、写真、民芸品なんかを飾ると映えそうだ。

メイン階段完成!

ふたつのデッキと回廊につながる屋外階段が出来あがった。
幅2.2メートル、高さ1.6メートルで8段の階段。
余裕のある蹴上げ(1段の高さ)と踏みづら(足をのせる部分)
なので子供やお年寄りでも楽に上り下りできると思う。
回廊の下は長尺の物置置きとして利用するため、
踏み板と蹴り込み板(つま先の部分)は一部取り外し可能にした。
幅と高さのある階段をつくるのは結構大変だった。

回廊照明

回廊の照明を取り付けた。
全長9.4メートルある回廊に5個の
アッパーライトを等間隔に設置する。
床面に直径75ミリの穴を自由錐であけ、
下側から筒状の本体を挿入して配線する。
それだけのことだが若干問題発生。
購入した商品が地中埋設用なので
本体を固定することが出来ないのだ。
つまりウッドデッキだと宙に浮いた状態のため、
差し込むことは出来ても下に落ちてしまう。
仕方なく下方向から固定するために
本体を囲う木枠をつくることにした。
セルフビルドは試行錯誤の連続なのだ。
僕は床下に潜って電気配線、ちょうど手伝いに来てくれた
かみさんのお父さんに高さと穴の大きさを調整してもらい
木枠を下側からなんとか固定できた。ふぅー
周囲が暗くなってから電源ON!
見事(当たり前か?)に5個の照明が点灯した。
アッパーライトていうと小洒落た店舗やちょっと高い
宿泊施設のアプローチって感じだけど確かに高級感が漂う。

室内階段&梯子

知人にスチールアーティスト(って言うのかな?)Bさんを
紹介してもらいロフトに向かう階段、梯子、手摺を製作していただいた。
最初はネットで調べていたが、大きさ、高さ、角度、設置場所などの
関係で既製品はないので特注品扱いとなり結構な値段なので困っていた。
ん~いっその事、スチールは諦め、木で自作するか、でもな~・・・
そんなか、たまたま遊びに来た知人Sさんから朗報。
早速、お言葉に甘えて見積もりだけでもと思いお願いしてみた。
何度かメールでやりとりをした結果、
極力無駄を省いたシンプルなデザインに決まり
費用も予算内に抑えることができた。
アーティストに製作を依頼するなんて、
滅多にないチャンスだし、大切に使えば半永久的に残るし、
それに他にはない”作品”だしね。

待ちに待った納入日。
作品はもちろん、Bさん自体にも興味があった。
運搬のため分解された作品を順番に組み上げていく、
踏み板は床材の余りパインをサンダー仕上げしたものにした。
丸1日掛けて無事設置が完了。
ん~素晴らしい作品だ。思っていた以上に部屋に合う。
デザインはもちろんだがカッコいいだけではない。
丈夫で使いやすく実用的なのがさらにいい。
遠路はるばるお越しいただいたので
夕宴&宿泊を誘い、
ささやかなおもてなしをさせてもらった。
思った通り人間味のある熱い人だった。
知り合ったのも何かの縁。
今後もよろしくお願いします。
ありがとうございました。

デッキ笠木

南側のデッキの高さは1.6メートルある。
自分たちだけなら落下防止のフェンスを取り付けず
開放感を重視したいが、店舗なので安全面は無視できない。
デッキの周囲に高さ900ミリの支柱を1200ミリピッチで立てた。
景観を損なわないよう笠木(支柱の上部)は
ツーバイ材を重ねたシンプルなデザインにした。
支柱の上に笠木がのると一層デッキらしくなった。
今度は支柱間に張るワイヤー取り付けだ。

New薪置き場つくり

背の高いウッドデッキの下を薪置き場することにした。
カフェ側の間口が約6m、ゲストルーム側が4メートル、
高さは1.6mあるので結構なスペースだ。
満杯になれば2シーズン分はストックできるだろう。
デッキから雨水が流れ込むのを避けるため、
床下にガルバリウム製の波板を敷き、勾配をつけた。
強い雨風が吹き続けなければ問題はないだろう。多分
薪は去年お隣の大きなクヌギが台風で倒れ頂けることになっている。
問題は薪割りだ。一人でやったら大変なことになる。
友人やお客さんに手伝ってもらおう!