近所で大きな椎の木が
間伐された状態でそのままになっている。
気付いたのは夏前だった。
それから前を通るたびに気になっていた。
最初遠目で見た時は地滑りかと思った。
かなりの急斜面で椎の木、ケヤキ、竹などが
なぎ倒されているように見えたのだ。
そのあと双眼鏡で確認すると意図的に
間伐されているのが分かった。
普通なら処分されるものだが
間伐されたままで残っているのは
何か訳ありなのだろう。
思い切って近くまで行き
地主さんに聞いてみることにした。
山を管理している老人曰く、
急斜面で竹が繁殖し過ぎたことで
地滑りの危険があるからとのことだった。
大木がそのまま倒れてるのは
処分するのに多額の費用が掛るからだろう。
椎の木は薪材としては最高のランクだ。
薪以外にも使い道はたくさんある。
早速分けてくれないかと聞いてみると、
枝も含めてきれいに処分してくれればよいとの返事。
ラッキー!
当然一度には無理なので少しづつ
分けてもらうことにした。
相当な量の薪を確保できそうだ。
でも急斜面に倒れてる大木から
必要な分を切り出すのは相当危険が伴う作業だ。
近いうちに調査を兼ねて山に入らせてもらうことにした。
風呂小屋つくり
気が付けばあっと言う間に冬の到来。
夕方4時過ぎには暗くなり、
日暮れとともに気温が下がる。
冷えた体を温めるには、やはり入浴だ。
友人からもらった一人用の檜風呂が
水漏れを直して大活躍している。
しかしながらブルーシートで囲っただけのため
最近は寒さが身に染みるようになってきた。
そこで冬本番前に寒さ対策として
屋根と壁をつくることにした。
風呂場は期間限定のため
ある程度の風雨を避けられる程度で
なるべく取り壊しが楽な方がいい。
束石にはホール缶を使用した。
30センチの塩ビ管を立てセメントを注入したあと
4センチの角材を挿入して束柱とした。
桁と束柱を補強するために方杖を入れると
それなりの強度が出せた。
屋根は薪小屋を延長して
ポリカーボネートの波板をのせた。
壁は余った野地板を鎧張りで仕上げた。
見た目もブルーシートより格段にいい。
今冬はこれで何とか乗り切りたい。
間伐した杉のてっぺん部分を使って
もみの木の代わりにクリスマスツリーをつくった。
気の株の上に高さ2メートルの杉を立て、
デコレーションするとなかなかいい雰囲気だ。
来年はもう少し大きくしてみよう。
薪ストーブ
来月の着工に向け準備を進めている。
今日は薪ストーブの施工方法について
メーカーの方と打合せ。
場所は都内の一等地で
ショールームがある大きなビルだ。
入口で要件を伝えると受付嬢が
僕の名前を知っていたのでちょっと驚いた。
担当者が僕が訪問することを
受付に事前連絡したのだろう。
身なりで判断せずジーパン姿の僕にも
きちんとした接客対応ができている。
ちょっとした事だが好印象を与えるのは間違いない。
お客様を大切にする気持ちが伝わる。
施工する上での注意事項をはじめ
注文方法、納期について確認。
作業工程のなかで特別難しい点はなさそうだ。
とりあえずは屋根工事の時に
煙突を取り付ける穴を空け、
室内接合部までの部材を設置するのが
今回の作業となる。
薪ストーブに火が着くのは
まだまだ先のことなのだ。
裏山の間伐
西側と北側の山に入り杉と笹竹を伐採した。
チェンソーを使い杉を倒すこともだいぶ慣れてきた。
ほぼ狙い通りの位置に倒すことが出来るようになった。
何事も経験が大切なのだ。
しかしながら間伐作業は大きな
危険が伴うことを忘れてはいけない。
十分注意しながら集中して
作業することが事故を未然に防止する。
夕方、裏山の頂上から尾根沿いを散策。
冬の訪れを風景で感じることができる。
雑草で覆われていた地面は
すっかり落ち葉で埋まっていた。
ちょっと寂しい感じもするが、
初冬の夕暮れもなかなかいいものだ。
薪割り
5月末に自作した薪小屋に
ようやく薪を入れることができた。
もっと早く入れたかったが、
小屋の位置が工事の関係で定まらなかったのと
雨を避ける場所がないので農機具や
工具類の物置として使っていたためだ。
今まで間伐した杉、柿、梅、雑木は
玉切りした状態で地べたに直接置き
プラスティックの波板をかぶせていた。
半年近く経っているので心配だったが、
一部腐食した木もあったが、
十分薪として使えそうで安心した。
早速、メキシコ製の斧で薪割り開始。
(杭打ちとしては使用していたが薪割りで使うのは初めて)
この斧はヘッドが3.6キロ(通常2キロくらい)もあるのだ。
さすがというか今まで使った斧とは比較にならないパワーに驚いた。
直径30センチ程度の木なら胸くらいの位置から
軽めに落とすだけで簡単に割れてしまうのだ。
あまりにも簡単に割れるので薪割り本来の
振り落とし感がなく物足りなさを感じてしまうほどだ。
今度はもう少し堅めの木を選び試してみよう。
アラジンストーブ
以前から欲しかったアラジンのブルーフレームヒーター
(電源を使用しない旧式の石油ストーブ)
をネットオークションで落札した。
安く入手するには夏場を狙うべきだったが・・・
新品価格は高性能な石油ファンヒーターより高く、
10年以上使用している中古品でも程度がよければ
量販店で販売されている格安ヒーターより
高い価格で取引されているのには驚きだ。
その魅力は70年以上基本的に変わっていないスタイル
と小窓から見える揺れ動く青い炎だろう。
暖炉や薪ストーブに憧れる人には分かると思う。
心が落ち着くというか、ノスタルジーな感じさえする。
エアコンやファンヒーターのような機能、性能は望めないが
構造が簡単なため自分でメンテナンスしながら
長年使えることもいい。
今までどこで、どんな使われ方をしていたかは
分からないが縁あって僕に引き取られたストーブ。
この先、末永くお付き合いしたいと思う。
ソーラーパネル
今日は知り合いのソーラーパネル
取り付け作業に同行させていただいた。
以前から興味があり我家でも設置したいと考えている。
限られた化石燃料の消費を最小限に抑え、
バイオマスや自然エネルギーを活用することは
現代人の大きな役目だと思う。
先進国の優れた技術によつて生まれる
エネルギー商品は益々繁栄していくだろう。
地球を救うためにも期待をしたい。
とは言え日本では普及率がまだ低いのが現状だ。
一番の原因は初期投資費用が高いことだろう。
設置するにはある程度の余裕と関心が必要だ。
普及率を上げるには国や市町村からの
助成金や電力会社の売電制度などの
購入支援がポイントになるだろう。
年明けに2011年度の売電単価が
決定するようなので
その結果が出てから決めよう。
イノシシ料理
久々にガンコ山のイベントに参加。
最近全国でも話題になっている害獣の
イノシシがガンコ山の敷地内で捕獲されたのだ!
以前からあちら、こちら荒らされて
退治せねばと意気込んでいた矢先だった。
地元のハンターにワイヤーを使った罠を
仕掛けてもらった3日後に生後6カ月、重さ10キロの
ウリ防ちゃんが引っ掛かったのだ。
今回はその解体作業ならびに試食会?が
メインイベントだ。
僕自身、狩猟されたイノシシの解体は
旅先で見たことがあるが、
実際自分達で行うと様々なことを感じる。
当たり前のことだが生きていた
動物を殺し、食べることの尊さをもろに感じる。
精肉屋にある肉はあくまでも食肉で
獣の皮をつけた目の前の肉塊は
食肉とは思えないのが不思議だ。
それが解体が進み見慣れた形、
大きさになると食肉と感じるようになる。
相手の命を奪って自分が生き残るということ。
動物であれば自然のことで特別なことではない。
きれいごとではなく現実なのだ。
味は想像していた以上においしくて驚いた。
もちろん適切な血抜き処理が行われたことは言うまでもないが、
臭みなどまったくない。
牛でもない、豚でもない味だ。
ほんとうに焼いてよし、煮てよしだった。
余った肉は自宅に持ち帰り、
翌日カレー、角煮にしたがこれまた最高の味だった。
皆で余すとこなく、きれいにたいらげた。
ウリ坊もきっと成仏できただろう。
化粧板
朝の気温は1度。
今冬の最低気温だ!
夏が恋しい~。けど冬の方がいいかな。
塗装作業が終わり巾木もすべて張り終えたので
ようやく化粧板が取り付けられるようになった。
1×4、1×6をそれぞれの長さで切りだし、
枠をトリマーを使って瓢箪型に削った。
トリマーは慣れてくると非常に便利なツールだ。
なかなかいい感じに仕上がった。
しかし、問題は出来上がった化粧板の取り付けなのだ。
特にドア周辺の取り付けが容易ではないことが分かっていた。
理由はログ材組み上げの時点までさか戻ることになる。
養生はしていたものの梅雨時期を含む約5カ月間
放置された木材は想像以上に歪んでいた。
3段目以降のログ材をかなり強引に組み上げたのだ。
特にドア、窓のある正面は空間が多いため、
木自体の修正力が効かず歪んだ状態で
組み上げざるを得ない状態だった。
結果、ドア枠と窓枠に高さの違いができ
平らな化粧板を取り付けることができないのだ。
ログ材自体の歪みの修正は不可能なので
出っ張ってる箇所を削るしかない。
仕方なく窓枠をグラインダーで削って
何とか取り付けることが出来た。
1日がかりの作業だった。ふ~
塗装作業
うまいことに良い天気が続いている。
お陰さまで順調に塗装作業が進んでいる。
朝晩の冷え込みは10度以下で冬のようだが、
日中は15度以上で半袖でも丁度いいくらいだ。
いつもこんな陽気だといいんだけど・・・
昨日は内壁、今日は外壁を塗っている。
壁の平らな部分はローラー、
くぼみや細かい部分は刷毛がいい。
外壁はキシラデコール社のウォールナットカラーにした。
周囲の雰囲気と溶け込みなかなかいい感じだ。
外装が新しいとログハウスは映える。
苦労して建てたものだから
愛着があるのは当然。
これからしっかりメンテナンスしながら
自分たちの一緒に過ごしていきたい。