スッキリポール風?

我が家は敷地内の地上電線を極力減らすため、
仮設ポールまで以外は埋設して見映えをよくした。
先日、設置した電話線(光ケーブル)も一緒に
まとめてスッキリポール風?にしてみた。
以前、つくった支柱台をハンマードリルではつり、
電話線を埋めてからモルタルを流し込んだ。
本当ならポール内にすべて収納したいところだが、
保護管が太くそれはできなかった。
建築工事は屋根材が固定され、
薪ストーブの煙突口も開いた。
板金屋さんが雨じまいの水切り金具を取り付けている。
さすがプロの仕事。綺麗に仕上げられている。
経験するとわかるが水切り金具の加工は、
素人には難しいのだ。

停電

間伐材でつくった田んぼ沿いの木道が30メートルまで伸びた。
今日は丸一日かけて土台の上にのった半円形の丸太をクギで固定した。
最初は樹皮を剥がしてからと思ったが、
固定していない丸太の上は不安定で、
何度もズッコケそうになっている。
樹皮を剥かないと腐食するのが早くなるが、
傷んだ丸太から交換することにしよう。
午前中、仮置きした屋根材を屋根上にのせる作業。
長さ9メートル、幅40センチのガルバリウム材を
ロープを使い3人掛かりで運び上げた。
夜6時過ぎに突然停電になった。
対象地区にはなっていたが前回は除外されたため
今回もそう思っていた矢先だった。
国内で停電に直面するのは何十年ぶりだろうか?
不謹慎なことだが、子供のころ停電になって
怖いというより、ワクワクしたことを思い出した。
蝋燭やランタンで過ごす静かな夜。
たまにはいいと思う。
我が家から10キロ離れた街の明かりが消え、
いつもより星が綺麗に見えた。

フレッツ開通!

降り続いた雨が今朝ようやくあがった。
丸二日、ログハウスのなかで引きこもり状態だ。
どんより曇って寒い日が続くと暗い気分になる。
外での作業ができないので
しかたなく読書やDVD鑑賞をして過ごした。
体を休めるには丁度よかったが・・・さすがに飽きた。
今日は予定とおり、電話工事が行われた。
水、電気がとおった時には便利になったと喜んだが、
ついにフレッツ光が開通したのだ!
隔離?された田舎でも世界の情報を入手できるようになった。
調べごとや物資の調達をネットで
出来るようになったのは何よりもありがたい。
でも、便利を求めて電化製品が増えては
ここに来た甲斐がない。
可能な限りシンプルに生活しなければ・・・
建築工事は本日ルーフィング張り。
これで雨が降っても屋内が濡れることがなくなる。

木道つくり

外溝作業をできる時間が少なくなってきた。
残すとこ10メートル位になった法面の木道つくりに精を出す。
木道つくりは裏山に入り、木を倒すところから始まる。
鉈をつかって枝打ちし、運べるサイズに玉切りする。
山頂付近から麓に木材を運ぶというか、順番に落とすに近い。
家の裏側につくった木材置き場で更に細かく玉切りする。
70センチの丸太になったら、真っ二つ(半円)にする。
以上が材料つくりの工程。
出来あがった材料を一輪車で運ぶ。
作り上げた土台の上に並べコーススレッドで固定していく。
土台は前後の高低差を考え4本の杭の上に丸太をのせていく。
慣れたとはいえ結構大変なのだ。

再び大谷木‎へ

放射線漏れの問題が気になるが、
ピークが過ぎ、最悪の事態は間逃れそうなので
大谷木‎に戻ることにした。
4日ぶりの我が家は野地板が張られていた。
余震や強い北風のなか作業してもらっている職人さんには感謝!
高さ5メートルの梯子を登って屋根(野地板)の上にあがってみた。
19メートル×9メートルの屋根上は驚くほど広かった。
片流れといってもこう配が緩いため、
キャッチボールやちょっとした運動ができそうな程だ。
寝ころんで周囲を見渡してみた。
裏山からは鶯の鳴き声が聞こえてくる。
遮るものが少なく気持ち良かった。
日当たりも良く昼寝したら最高だろうな。
夕方、納入するサッシについて業者の方と打合せ。
屋根工事が終わるといよいよバトンタッチだ。
最初の作業がサッシを入れることになる。
うまくいくかな~?

念のため・・・

久々に東京に3日間滞在した。
一番の目的は車検をとおすことだったが、
節電のため整備工場が閉まっていたり、
営業時間が短縮されていたりで諦めた。
今月中に間に合うか心配になったが、
4/10までの猶予があることを知ってほっとした。
都心では地震による直接の被害はほとんどないが、
食料品やガソリンが不足しているのは実感できる。
多くの人が「念のために・・・」で行動すれば
どうなるか分かっていてもそうしてしまう。
先行きが不安の時、つい周囲と同じ行動を取ってしまう。
みんなと同じ行動していれば安心、安全だという
集団心理なのだろうか?
本当に必要な場所と人たちに物資が一刻も早く届くよう
今一度、考え直さなければならない。
それにしても納豆だけは本当にどこにもない。
なぜだろう?

一時帰還

各地で余震が続くなか建築工事は進んでいる。
昨日は、軒と外壁を塞ぐ面戸板や
垂木を固定するシンプソン金具の取りつけ。
今日は、野地板と屋根材(ガルバリウム)が運ばれてきた。
18.2メートル×7.2メートルを覆う屋根材は結構な量だ。
ユニックを使って順番に仮置きしていく。
我が家に来るまでの道のりは、舗装はされているものの
一本道で車のすれ違いができない。
敷地内でUターンできるのは2tトラックが限界で
それ以上は、Uターン出来る場所までバックで戻ることになる。
運んでくれたドライバーには申し訳ないが仕方がない。
所用があり今夜東京に戻ることにした。
昼間の渋滞を避けるため夕食のキャベツ鍋を
食べてから出発した。
残り少ないガソリンで帰れるか心配だったが、
運よくいつも入れるGSがオープンしていた。
1時間くらい並んだが正解だった。
結局、東京まで給油できるGSはそこ1件だった。

震災から2回目の夜が明けた。
ラジオをつけっぱなしにしているので、
被災地の状況が次第に明るみになってくるのが分かる。
自然災害としては未曾有の大惨事となった。
福島原発の放射能漏れも気になるところだ。
津波注意報が解除されてから買い物に出かけた。
食料品が品薄かと思ったらそうでもなかったが、
パン類は配送できないようで全くなかった。
ガソリンスタンドは売り切れの所が多く、
残っている店は長蛇の列ができている。
海沿いは思ったほど津波の影響はなかったが、
所々、低木が折れていた。
対照的に我が家は、いつも通り、
静かで穏やかな朝を迎えた。
雲ひとつない青空で風もなく、まさに小春日和だ。
今朝、今年初めて鶯の鳴き声を聞いた。
不思議なもので1匹鳴きだすと、2匹目、3匹目と続く。
法面の雑草も急に背が高くなり、花が咲き始めた。
春がそこまでやって来ている。

超巨大地震!!

いやはや、激しい横揺れだった。
足場の悪い場所で木道つくりをしている最中だった。
揺れ始めはチェーンソーの振動のせいで地震と気付かなかった。
少ししてから酔っ払って、目が回り、足がふらつくような気がした。
あれれっ?目まいかなと思って周囲を見渡したら、
止めてる車や電柱、大きな杉が激しく揺れ、
目の前にある田んぼに張った水が波立っていた。
大きいとは思ったが、まさか観測史上最大とは・・・
高所で作業していた職人さん達も慌てて降りてきた。
お互い運が悪ければ大怪我するところだった。
夜中も余震が続き恐ろしい一夜だった。
テレビがないので各地の映像は見ていないが、
ラジオで聞く限り悲惨な状況のようだ。
ひとりでも多く救出されるといいが・・・
すでに亡くなった方にはご冥福を祈りたい。

本日、梁が大きなトラックで運ばれてきた。
120ミリ×180ミリ、長さ6メートルを超える米松が18本。
1本の重さは約70キロ、大人二人でもきつい重さだった。
想像してた以上に大きく、重かった。
梁はすでに掛っている垂木の下に相欠きでのせる。
室内から天井を見上げると、なかなかいい感じだ。