木登り

裏山の頂上付近に大きな栗の木がある。
どっしりとした太い幹と枝が特徴だ。
ひと目で堅きで、頑丈であることが分かる。
電車の枕木として使用されていたのが納得できる。
栗の木は表面がゴツゴツしているので
足が滑りにくく、比較的登りやすい。
間伐作業の合間に登ってみることにした。
これがなかなかおもしろいのだ。
栗の木は表面のコブや枝に手足をのせ、
全身の筋力を使ってジワジワと登っていくことができる。
杉のように真っすぐ登るのとはちがったスリルがある。
木登りは丈夫そうな枝を見極めることが大切だが、
絶対に折れない、滑らないことはない。
枝が折れること、足が滑ることを予測して
力の入れ具合を調整したり、バランスを取るようにする。
コツがつかめると意外と簡単に登れる。
ある程度の高さまで登ってから下界を見下ろすと
麓にある我が家の屋根が小さく見えた。
思わず童心に帰りニンマリしてしまった。
今や田舎でも木に登る子供はいない。
というか、木登りは知っていても
木登りしているのを見たことない子が多いのでは?
ここは、一発お父さんが手本を見せたらどうだろうか、
「お父さん、凄~い!」と言わせたい方にレクチャーしたい。
ただし驚くのは小学生低学年くらいまでだと思うけど、
それ以上は「木に登れても何の役にも立たないよ」とか
冷静に言われてしまう可能性もある。
以前、テレビで見たけど木登りを教育課程に
取り入れた幼稚園を紹介していた。
体力はもちろん知能発達に効果があるとのことだった。
大人であれば忘れかけた能力が蘇るかもしれない。

山の地主

朝から冷たい雨。
なんだか毎週月曜日は同じ天気のような気がする。
気のせいかな?
サラリーマン時代は月曜日雨が降っていると
気が重くなっていたことを思い出す。
雨で作業できないので以前から気になっていた
山の地主さんを調べに法務局に出かけた。
今後、山の整備や遊歩道をつくるために
確認しなければいけないと思っていたのだ。
山の境界線は街中と違って杭が打たれていることはない。
先人が植えた樹木や谷筋、尾根で判別する場合が多く曖昧なのだ。
分かる範囲で地主さんにはお断りしたうえで作業しているが、
気づいたらよそ様の土地に侵入してトラブルになっては大変だ。
法務局で聞くと住宅地図には山の地番が掲載されていないので
まずは町役場に行って地番を調べて下さいとのことだった。
せっかく来たのに、トホホ・・・
役場に行ってようやく我が家を囲う山の地番が分かった。
法務局はまた次回にしよう。

垂木

本日、外壁の骨組み、パネル張り作業がほぼ完了した。
屋根こそないが、外見は家そのもので大きさを実感する。
次の工程は屋根材をのせる垂木を南側から北側に掛ける作業。
同時に120ミリ×180ミリの化粧梁をのせる。
室内から見上げるといい感じだ。

ケヤキ

躯体工事も終盤に入ってきた。
来月になれば本格的にセルフビルドの毎日となる。
楽しみだが、不安も大きいのが正直な気持ちだ。
何しろ素人が40坪の家を仕上げていくのだから、
今さら弱気になっても仕方ないが・・・
今日は今後の作業工程、注意事項について打合せ。
セルフビルドした建築施工会社Kさん曰く、
「単純作業の繰り返しでも進捗が目に見えて分かる時はいいが、
何かにつまづき作業が進まない時は辛い」とのこと。
僕もそのとおりだと思う。
近所の方にケヤキをいただけることになった。
直径50センチくらいの原木で枝打ちされた状態で立っている。
昔からケヤキでつくった無垢のテーブルには憧れていた。
どっしりとした重厚感がたまらない。
でも価格を調べてみたら溜息がでた。高っ!!
製材所で原木を切り出し、家具職人が天塩かけて
仕上げていくことを考えると妥当な価格なのかもしれない。
材料持ち込み、仕上げは自分でつくれないか調べてみよう。

床材

室内に張る床材とウッドデッキ材を調査している。
カフェとゲストルームは土足で利用するのため、
傷が付きにくい堅めの材質で働き幅150ミリ前後の
幅広タイプで考えている。
しかし国内のものは働き幅75ミリ~90ミリの横長か、
300ミリくらいの正方形のものが通常サイズのため、
幅広タイプは特注扱いになり割高になってしまう。
さらに硬質のオークを使用するとなると予算が・・・
材質を変えるか、一般サイズにするか検討中。
ウッドデッキ材は屋外使用のため、
耐水性、腐食性を重視しなければいけない。
価格の高いハードウッドを使用すれば基本的に
フリーメンテナンスとなるが、
価格の安いソフトウッドを使用すると定期的に
防腐剤を塗布する必要がある。
施工後のランニングコストと作業手間を考えると
ハードウッドを選択するべきだが・・・
比較的価格の安いサイプレス(豪ヒノキ)で検討中。

土木作業

このところ連日泥んこまみれになっている。
粘土質の地面をシャベルで掘り、1輪車で運ぶ土木作業だ。
肉体労働そのもので体力勝負の仕事だ。
我が家の背面には山があり、斜面を伝わるように雨水が流れ込む。
地質が粘土のため、水はけが悪い場所はぬかるみ状態となる。
それを改善するためには降った雨が
地中に浸透する前に排水するしかないわけで、
手掘りで少しづつ排水路つくりをしているのだ。
コンクリートに囲まれた都会では全く気にしないことだが、
田舎暮しでは雨水の流れ方は重要なポイントになる。
場合によっては住居はもちろん農作物に悪影響を与えてしまうのだ。
本日、ようやく西側が開通?した。
苦労した甲斐があるかは、乞うご期待!

アカガエル

1週間くらい前から夜になると田んぼから
カワイイ鳴き声が聞こえるようになった。
小さな音でキュウ、キュウ、キュウ・・・みたいな感じ。
調べてみるとアカガエルだった。
間もなくやってくる春のお知らせのようだ。
まだ肌寒い時期に鳴くカエルがいるとは思わなかった。
我が家では、4月頃からアマガエル、
少し遅れてからトノサマガエル達が
ケロケロ、ゲロゲロと鳴き始め、
6月に入るとウシガエルの合唱会が始まる。
ウシガエルの鳴き声はグゥーとモゥの中間のような
重低音(だれかの鼾のような?)でしばし安眠を妨害する。
そろそろ春を告げるフキノトウが出てくる季節だ。
昨年は田んぼに面した法面で多数見かけたが、
今年の冬は寒い日が多かったせいか開花が遅れているようだ。
と思っていたら、驚いたことに家の裏(北側)で発見した。
フキノトウは比較的湿気の多い、日向に群生していることが多い。
間もなく至る所で見かけるだろう。
季節の変わり目を動物や植物で気づけるのは素晴らしいことだ。
まだ寒い日が多いが、少しづつ草木が色づき、新しい芽が出てきた。
動物たちも冬眠から目覚めて活動を開始する季節だ。
暖かい春もすぐそこまでやってきている。

冷たい雨

朝から冷たい雨。
昨日は長袖シャツ1枚で丁度よかったが、
今日は防寒着が必要なほど寒い。
再び冬の到来って感じ。
雨降るなか気合いを入れてお仕事開始。
薪小屋の裏に掘った排水溝の流れを確認。
一部、溝を修正して流れをよくした。
先日、モルタルを流し、塞いだ穴とは別に
新たなみず道を発見した。
敷地の入口付近にあり地中を通って法面に繋がっている。
地面が乾いたらまた穴を塞がなくては、
強雨のせいで合羽を着ていても衣服が濡れる。
お陰で大量の雨水が流れ込み、排水溝の効果が確認できたが・・・
寒さに耐えられず約2時間で退散。
風邪をひいたら大変なのだ。

旧友

週末、地元の友人が遊びに来てくれた。
朝から薪割りをしたり、裏山を散策したり・・・
久々の運動で心地よい疲労感を得られたようだ。
夜は露天風呂に浸かり、タンタン鍋をつまみに一杯やった。
都会暮らしの友人と田舎暮らしを始めた自分、
やっていることは全く違うがお互い理解できる。
都会生活が疲れたら、ふらっと遊びに来てほしい。
午後、勤めていた会社の同僚がドライブがてら訪ねてくれた。
早いもので退職してから間もなく1年になる。
同僚と話をしているとサラリーマン時代のことが
遠い昔のように思えてくる。
相変わらず会社を取り巻く環境は厳しいようだが、
お互い健康には気をつけて”程々に”頑張ろう!

発症!

この季節になると毎年話題になる花粉症。
多いとか、少ないとか、例年の何倍とか・・・
所詮、他人ごとで自分には無縁だと思っていた。
今までは・・・
本日は花粉飛来の絶好条件が揃ったようだ。
ポカポカの小春日和&強風。
うわさ通り、鼻がむずむずしてくしゃみが出始め、
しだいに鼻水が止まらない状態になった。
山仕事をしているので、いちいちティシュで鼻をかむことも出来ない。
しかたなく手鼻でかむ。目も痒くなってきた。
我が家は周囲をスギで囲われているため
花粉から逃れることは出来ない。
一度発症したら治らないと言われているので
薬を飲みながら付き合っていくしかないか、
でも突然治る人もいるみたいだ。
これから毎年この季節が憂鬱になるな~