ログハウスの基礎づくり

マスターの知り合いから、不要になったU字溝をいただけるとのことで、取りに行ったのですが、1つが60kgぐらいあって運ぶのに一苦労。(といっても私は見ているだけで、ダンナさんを始め、男性諸君が運んでくれたのですが)しかも、草むらの中に放置してあったから、虫が…Oさんは虫に腕をたくさん刺されちゃったみたい。すみません、何も手伝わなくて…
ガンコ山に運んだ後も、また一苦労。キャタピラ車でも、U字溝が重い上、結構急な斜面なので、沈んでしまって前に進まないのです 結局、1つずつネコで運ぶことに 皆さん、ご苦労様でした
その間、私はというと、サボっていたワケじゃぁありません 水盛り器を使って水平の基準出し。真ん中に脚立を置き、長いホースをつけたペットボトル(=水盛り器)に水を入れて逆さまに設置、長いホースをログハウスの建築予定地の4隅に立てた杭に当てて水面(=基準点)に印をつけます。ホースの水面はどこに持って行ってもとペットボトルの水面と同じ高さ。だから水平がとれる、というワケ。当たり前といえば当たり前だけど、昔の人はズゴイ なぁ。

盛り土は地が緩くなるので、今回は土を掘って水平をとることにしました。基準点と地面とが一番離れている杭を選んで砂利を敷き、U字溝を重ねて置いて、基礎の高さ(=基準点からの距離)を出します。あとは、その高さと同じ高さになるように土を掘って砂利を敷いてU字溝を置くだけ。(これが結構面倒くさいのだけど)最後に水平器で念のため水平になっているかを確認して、基礎づくりは終了 明日はいよいよログハウスの組み立て開始です

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いよいよログハウスづくりに突入!


基礎はできたものの、ログハウスを建てたこともないシロウトの集まりなので、どうやって組み立てていくのか、計画を立てなくてはいけません。誰もカンペキに理解している人がいないせいで、議論が白熱気味。事前に勉強しておけば良かったと後悔…
ログの組み立ては、溝にA1-1などと番号が振ってあるので順に積んでいくだけ。番号は「A1-1」ならAの壁と1の壁が交差する1段目の溝、という意味。つまり「A1-1」と「B1-1」の2つの溝を持つログ材は、1の壁の1段目の材料というわけです。4方の壁(A,B,1,2)ごとに番号順にログを整理することにしました。
問題は床。なんといっても、どういう状態で床が張られていたのかも知らないし、材料も解体現場の山積みになった木材から選んできただけ… 大引は真ん中に1本しかなかったけれど、布基礎じゃないので基礎が真ん中にないから上に載せられない。結局、マスターからアドバイスをいただき、一番下のログ材にL字金具で固定して、下に束を入れて補強することにした。金具も沓石もないので、この作業は来週に後回しです。
いよいよ、ログ材の積み上げ開始 3段組んだところで、直角になっているか、対角線の距離を測ってチェック 問題なかったので、今日はこれで終了。
そして、いよいよ、楽しみにしていた露天風呂。なかなかボイラー(?)が稼働せず、四苦八苦したけれど、なんとかお湯も沸き、みんなで入浴&記念撮影。夕方だったので、まだ明るく、虫がいなくてひと安心。森の中で貸し切りの露天風呂、サイコーです

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ログ材の積み上げ

まずは先週やり残した、大引の取り付け作業。根太を渡すために、大引と平行になるログ材の内側とそれぞれから20cm離した場所に全部で4本の木材を打ち付けます。
なぜ20cm離したかというと…根太用に持ってきた材料の長さにあわせたから。でも大引の方向が違ったみたい 大引の長さに合わせたつもりだったんだけど… まぁ、何とかなるでしょ。
あとは床を貼りはじめてから材料が足りない、なんてことになったら同じ材は手に入れられないから、床材の量のチェック。何とか足りそう。(失敗しなければ、だけどね)
で、さっそくログ材をそれぞれが交差するように積み上げていきます。先週、番号順に並べておいたので、作業は順調にすすみます が。当然ながらどんどん高くなってくるので作業に危険が。脚立だけで作業しているので、慎重に、そして声を出して確認しながら作業を進めます。ログ材を回転させるとき「手前に回しまーす」「はーい」といった感じ。
それからドアと窓。どうやってついていたのか不明なので、ネットで調べてこなくっちゃ。
来週は屋根下の三角の部分を積み上げて棟上げ、垂木掛けまで進めたいな。

ログを組み立てた後、ログ自体の重みでログの間がつまってきます。これをセトリングといいます。ログハウスの建具(窓やドア)は、セトリングを見越して遊びを設けるのが一般的のようです。ログ材の溝にTボードと呼ばれるものを設置してから建具をはめ込み、Tボードに建具を取り付け、遊びの部分(隙間)にはウレタンなどの断熱材を入れて、屋内外に化粧板を取り付ける、という手順のよう。調べて正解 ログの中を通っている通しボルトも3年目くらいまでは調整が必要とのこと。
そして同時に知ったこと。基礎と一番下のログ材の間には、基礎パッキンを設置するらしい。理由は床下の換気のため。ここはベタ基礎ではなく独立基礎なので、問題ない…でしょう

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棟上げ!


昨日いただいた水鉢を大谷木へ運んで、ガンコ山へ
今日はいよいよ棟上げです 高いところでの作業なので、慎重に進めていたけど、上から木材が落ちてきたり、Aさんのメガネが折れちゃったり…まぁちょっとしたトラブルもありましたが 何とか棟木を上げることができました 来週はいよいよ屋根工事です。それまでに工程を勉強して材料を仕入れなくちゃ。
夜はガンコ山名物の地獄鍋カレー。短時間で作るのに、一晩おいたようなコクのあるカレーはめちゃ美味です
ガンコ山でカレー作りをお手伝いするとき、豚肉は包丁で切らずに手でちぎるように、と言われます。手間を省いてるんだろうと思っていたんだけど、今日、正しい理由を教わりました 豚肉についている菌が包丁につかないように、だそうです。ガンコ山には洗剤がないから、家で調理するのと同じ感覚ではダメなんですね ちなみにガンコ山では、油汚れをとるのはです。これがびっくりするほど落ちるんです

植物の灰にはアルカリである炭酸カリウムや炭酸ナトリウムが豊富に含まれており、それを水に浸すと、その上澄みは灰汁(あく)と呼ばれる強いアルカリ性の溶液になります。ちなみに石鹸の「鹸」には「あく」という読み方もあります。
アルカリは汚れの中の油分と反応して一種の石鹸になり、それが汚れ落としに役立ちます。このように便利な作用がある灰汁は、洗剤や漂白剤として、また染色用の薬剤として古くから使われてきました。(石鹸百科より引用)

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雨で屋根工事は延期。

今日から屋根工事の予定で、ログハウスを譲っていただいたMさんに手順まで確認していたのですが…午後から雨が降ってしまいました 午前中に3本垂木を掛けただけで作業は中止。でも、木材がぬれてすべりやすくなっちゃうので無理な作業は禁物です。
夜ご飯は裏で採れたタケノコ。マスター曰く、この時期にタケノコが採れるのは珍しいそう。寒い日が続いていたからかな 滅多に食べることのない淡竹(普通スーパーで売っているタケノコは孟宗竹)を、焚火で直焼き。黒こげになったところで、皮をむいて食べます
ウマ~~
甘くて、柔らかくって、アク抜きしてないのにぜんぜんエグミがない めちゃくちゃ美味しかったです うちの裏山にも淡竹があるので、来年はタケノコ探ししてみよう

ハチクは「破竹」と勘違いされやすいですが、正しくは「淡竹」。「破竹」は、竹を割る事で「破竹の勢い」などと言ったりします
淡竹のタケノコの旬は3月半ばから5月上旬。通常、たけのこは灰汁抜きをしなければならないのですが、淡竹は新鮮なうち(獲ったその日)だと、灰汁が少なくそのまま食すことが出来ます 真竹と非常に良く似ていますが、淡竹は皮は紫っぽい茶褐色でまばらに毛があるのに対して、真竹は皮に黒い斑点があり、毛はないそうです。

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垂木と面戸板、野地板


今日は朝から急ピッチで屋根工事。先週、雨で何もできなかったので、取り返さなくては まず軒の部分の垂木をかけて固定、その後は両端から順に面戸板*1をあわせて垂木の位置決めをして、垂木を固定していきます。最後の真ん中の隙間は実測して面戸板を現場で合わせるのがポイント これでぴったり隙間がうまります
面戸板がついたら、次は野地板張り。いわゆる1800mmの長さの野地板ではなく、3600mmの杉のあいじゃくりの板を購入。数が少ない方(25枚)が位置合わせがラクだし、切欠きがあったほうが作業が早いかな、と思ったから。結果は…大正解 Oさんひとりで3時間ほどで貼れました (でもかなりくたびれたようです…お疲れさまです
その間、ダンナさんはマスターにチェーンソーとロープワークを教わった後、ひたすら薪を割っていたようです。私は、束柱の設置。束石を置く床下部分に砂利を敷いて踏み固め、羽子板付き束石を置いて床との距離を測り、角材を切って束石に置いてネジ止めです。もう何度もやっているので、手慣れたもんです
でも、ガンコ山は電気が通ってないので電のこが使えず、すべて手作業 手のこで10cm角の角材をいくつも切るのはさすがに疲れました
夜はWKさんを交えて焚火を囲んで夕食。鳩山さんから菅さんに首相が交代することもあり、これからの社会のあり方や森林保護なんぞが話題にあがり、いつもよりマジメな会話で盛り上がりました

  • 注1面戸板:屋根裏板と軒桁上端の垂木と垂木の間にできる隙間を面戸といい、この面戸をふさぐ板を面戸板といいます。垂木相互の間にはめ込んで釘で固定します。
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ルーフィング、根太設置


昨日の急ピッチ作業で疲れたせいか、朝なかなか起きれません しかも全身筋肉痛 体がだるいです。
とはいえ、朝ご飯を食べたら作業開始。今日は軒の部分の野地板を張って、防水用のルーフィングを張ります。屋根の幅を測って、ルーフィング材をカット。クルクルと丸めて屋根に上げ(結構重いんだ、コレが…)コロコロと広げてからタッカーで固定。雨の侵入を防ぐため屋根の下から順に10cmほど重ねて固定していきます。ルーフィング材に目安になる線がちゃんと引いてあるので、その線に合わせて重ねます。屋根の頂上部分は破れないように折りまげて固定。アスファルトルーフィングはちょっとしたことで破れやすいようなので取り扱い注意です 数カ所、補修が必要になっちゃいました
Oさんとダンナさんがルーフィングをやっている間、私は根太の設置。いただいたスタイロフォームの幅にあわせて根太を置いて大引に斜めにネジ止めして固定します。真ん中の大引が少々高い位置に設置されていたので、チェーンソーで5mmほどの深さのホゾを切ったら収まりがよくなりました
進捗を見に来てくれたマスターが、タッカー止めだけでは風が吹いたらめくれちゃうよ、とアドバイスしてくれたので、ブルーシートをかけて重しを乗せて、今週の作業は終了 あやうく、防水シートを張り直さなくちゃいけなくなるところでした。危ない危ない
来週は床張りと建具の設置です。かなり完成に近づきましたぁ 予定通り進めば(進まなくても)19日に竣工式を執り行います

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屋根完成!


今日は君津のジョイフル本田で材料を買いだししてからガンコ山へ
いよいよ屋根の完成です 野地板を張って終わりにするか、トタン板にするか、アスファルトシングルにするか迷ったけど、棟(屋根の一番上の部分)の仕舞い方がラクだということで、アスファルトシングルを貼ることにしました。
屋根担当はすっかり高所作業に慣れたOさんとダンナさん。屋根の外側から、順番に重ねて専用釘を打ち付けます。が 一番短い25mmの釘を買ってきたんだけど、野地板+防水シート+アスファルトシングルだけなので、うっすら天井に釘が出てる… 野地板に厚いものを使うか、もしくは天井板を貼ったほうがよさそうです。今回はそれほど目立たないので、そのままにしておくことにしました。

私はというと、床下の水はけのわるいぬかるみ部分の改善。まず溜まっている水を除去してから、おがくずをまいて平らにし、さらに土固め材(まさ王)をまいて平らにならします。表面がくずれないようにやさしく、表面がぬれて色が変わる程度に水をまきます。1時間くらいすると表面が硬化してくるので、今度は全体に水が浸透するようにたくさんまきます。といっても、水をかけすぎると床下は水が抜けないので、ちょっとずつ様子をみながらまきます。あとは踏まないように放っておくだけです。カンタンカンタン
夜は Mr.G が弓ぎりの火おこしを教えてくれました。そのヘンに落ちている杉を拾ってきて、なたとナイフをつかって道具を作るところから。最初はちょっと板が厚すぎて苦労してたけど、板を薄くしたらあっという間に火が付きました すご~い
私もダンナさんも挑戦 煙は出るんだけど火種までできず またリベンジしようっと。無心になれるのでなかなか面白い遊びになりそうです

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もうすぐ完成!


今日も朝ごはんを食べたらさっそく作業開始
Oさんとダンナさん組は、建具の取り付け。Tバーをログ材にはめ込み、建具をそのTバーに固定します。Tバーは家で作ってきたのだけど…1mmほど大きく、はまりません 念のためにと持ってきたグラインダーで削って調整し、なんとかハンマーで打ち付けて取り付けできました あとは建具を設置して仮止め。今日はここまで。
Hさんと私はフローリングの続きです。Nさんも途中から参加して、3人で作業。あっという間に貼り終えました。最後の1枚がサイズが合わなかったので、来週、ドアを設置したところで現物合わせで杉板を貼る予定です。

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とうとう完成!


今日はマスターが竣工式をしてくれました。簡単にすますだけだと思いきや、とーっても本格的で、祝詞まであげてくださり、びっくり
地鎮祭もせず、森をいじってしまったのにも関わらず、誰一人ケガもせず無事に完成できた感謝を込めて玉串を奉りました。
室内のお掃除をして作業は終了。夜は完成をお祝いして宴会です。めったに夜更かしをしないダンナさんが珍しく私より遅くまで起きていたから、よほどうれしかったのかな

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